阪口直人の「心にかける橋」

衆議院議員としての政治活動や、専門分野の平和構築活動、また、趣味や日常生活についてもメッセージを発信します。

鳩山代表を迎えたホテルがテロで崩壊

2009年06月11日 06時04分27秒 | 政治
 3日後に迫った鳩山代表との演説会に向け、連日懸命の準備を続けています。

 さて、昨日、パキスタン・ペシャワールのホテルがテロリストにより爆破され、多くの死傷者が出ています。

 このホテルは、民主党が主催したアフガニスタンの復興会議(2001年12月26日)の会場でした。崩壊した映像を見ていると、多くの方々にとって日常の関心事ではなくなったテロへの恐怖が、現地では未だに続いていることを痛感しました。

 「民主党が街頭募金を募って集めた約2500万円を有効活用するには、資金難に苦しむ現地のNGOに直接渡すべきだ!」 

 紛争解決・平和構築の専門家である首藤信彦衆議院議員(当時)は、テロとの闘いの在り方について自民党との違いを明確にして、米軍の空爆で苦しむアフガニスタンの方々を直接支援することを強く主張しました。鳩山代表も了承。アフガニスタンに隣接し、アフガン難民の支援拠点にもなっていたペシャワールでの復興会議開催を決定しました。野党として前代未聞の試みは大きな注目を集めることになりました。

 鳩山代表は年末の予定を全てキャンセル。首藤議員とともにパキスタン、アフガニスタンに入ることになりました。首藤議員の政策秘書だった私は現地に派遣され、会議を運営する裏方の責任者として準備に奔走しました。70あまりの現地NGOにプロジェクトの提案書を提出して頂き、「医療」「教育」「文化」「女性」「麻薬対策」などの分野別に精査、分類。その中で、優れた提案書を送ってくださったNGOを選び資金援助をするとともに、当日、その内容をプレゼンテーションしてもらうことになったのでした。

 中には資金欲しさにいい加減な企画書を送ってくる団体や、怪しげな団体もありますから、その精査は大変でした。また、何で自分たちは採用されないのか、と脅迫まがいの強硬姿勢で抗議する団体もあって、このような会議を実施する大変さを痛感しました。

 しかし、当日の朝、大勢のマスコミとともに鳩山代表が到着。見事な英語のスピーチで、民主党は民生支援を通してテロの温床になっている貧困や憎悪と闘うことを宣言し、会場は大きな拍手に包まれました。その夜、各社のトップニュースとして報道されていることを知り、裏方として責任を果たせた充実感に浸りました。

 そんな鳩山代表と共に、政権交代に向けたメッセージを伝える機会が訪れたこと、何とも感慨深く、また心躍る思いです。
 
 8年前、「Next Prime-Minister of Japan, Yukio Hatoyama! (日本の次期首相、鳩山由紀夫!)と紹介した鳩山代表。今度こそ本当に首相になることでしょう。いや、そのためにも、私たちの頑張りで政権交代を果たさなくてはなりません。
 

 写真:アフガニスタン復興会議を前に、現地の状況を鳩山代表に説明する私。現地ではヒゲを生やしていたのですが、似合いませんねぇ。


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