阪口直人の「心にかける橋」

衆議院議員としての政治活動や平和構築活動、趣味や日常生活についてメッセージを発信します。

わかやま新報「がんばってます」に原稿を掲載

2009年11月10日 21時14分52秒 | 政治
 週末は、紀の川市での選挙活動支援、民主党和歌山県連主催のパーティー、また、沢山の陳情対応や、行事への出席で走り回りました。今日は、日中は「日中交流評議会」への出席や、中国の古典「書経」を読む会に出席するなど、中国を理解するための勉強一色に染まった一日でした。


 さて、今朝の「わかやま新報」に私の原稿が載りました。


 『無血の平成維新を進める‐税金をコンクリートから人へ』 


                       衆議院議員・阪口直人 


皆さんが作った歴史

 8月30日に行われた衆議院選挙では90,134票をいただき、和歌山2区の代表として第一歩を踏み出しました。憲政史上初の選挙による政権交代。それは、黒船の襲来や敗戦など外圧でしか変われなかった日本社会が国民の一票によって変わった、歴史的瞬間だったと思います。その意義と重責に身震いするような思いで国会活動がスタートしました。

 私たち民主党は、政策決定を官僚主導から政治主導へ変えること、そして、税金の無駄遣いを徹底的に削減することが「国民の生活を守る」ために必要と考えています。税金の配分を「コンクリートから人」へと大胆に転換することで、医療や介護、年金などの福祉、また、子育て支援、教育、さらに就業支援などの人づくりに有効利用します。

 私自身は「外務委員会」と「海賊・テロ特別委員会」に所属することになりました。私は、国連やNGOに所属し、カンボジアやアフガニスタンなど紛争地域を対象とした平和構築活動に長年取り組んできました。この分野については、現場を知る貴重な国会議員として必ず貢献しなくてはなりません。民主党政権が進めるアフガニスタンへの民生支援について現地で活動するNGOの方々と連携し、支援の在り方についての提言書を政府に提出するなど、積極的に行動しています。


地方での「ねじれ」解消を

 民主党は国政では政権交代を実現しましたが、地方議会では少数派です。この構造を変え、和歌山でも民主党と価値観を共有できる議員、自治体リーダーを増やさねばなりません。
私たちは、公共事業中心だった予算を「農業」「観光・環境」に厚く配分する政治に変える必要があると考えています。生活に必要な道路はコストの無駄を省いて確実に、一刻も早く整備すべきですが、公共事業に過度に依存した従来の経済構造を見直し、和歌山の良さを活かした発展を目指す新しい成長モデルを構築することが急務です。

 そのためには、「選挙にはお金がかかる」政治風土を改め、改革マインドを持った方々の政治参加を促進しなくてはなりません。

 私の選挙活動の特徴は、「一緒に日本を変える」志を持った大勢のボランティアの方々に支えて頂いたことでした。私自身も、2年余りの間に9000キロを超える距離を自転車で走り、路上で、畑の中で、また、30000軒近い皆さんのお宅で対話を続けてきました。結果として、衆議院解散から選挙戦最終日に関して言えば、かかった経費は300万円弱でした。お金をあまり使わずに勝つことは和歌山の政治風土、選挙文化に対する私なりの挑戦でした。新たな選挙文化を根づかせることができれば、志を持つ“普通の”市民が政治の舞台で活躍しやすくなります。逆転の発想で知恵を絞り、有権者と対話し、弱い立場の方々のニーズを知って政策に活かす、そんな政治の実現が可能になると考えています。

 私たちの挑戦に理解を頂き、また皆さんとともに進化させ、国民生活を守るための「無血の平成維新」を進めたいと決意を新たにしています。


阪口直人政治活動ホームページ
阪口直人国際協力活動ホームページ

ブログ「もうひとりの阪口直人」