阪口直人の「心にかける橋」

衆議院議員としての政治活動や、専門分野の平和構築活動、また、趣味や日常生活についてもメッセージを発信します。

地域振興策としての「九度山世界遺産マラソン」への提言

2010年01月19日 15時59分44秒 | 政治
 本会議が終わり、第一議員会館の事務所に戻ってきたところです。

 先日、「九度山・世界遺産マラソン」を走りました。素晴らしいマラソン大会だったのですが、さらに地域振興につなげられる可能性もあると思ったので、私なりのアイディアを書きたいと思います。

 1.マラソン開催時期を11月か4月にする

 「日本一の富有柿の里・九度山」をアピールするには、やはり柿をアピールできる時期に行いたいものです。1月では、県外から九度山に来て頂く強い動機は生まれにくいと思いました。11月では収穫祭と時期が重なり大変かもしれませんが、もし可能なら相乗効果も生まれると思います。どうしても不可能なら、柿をはじめ花がきれいな4月頃に「町屋の人形めぐり」と連動して行うのも良いかもしれません。 

 2.コースを広域農道から河南県道に変える

 今回のマラソンは、アップダウンが連続する広域農道のコースでした。見晴らしは良いのですが、「世界遺産マラソン」であることをアピールするため、わざわざ、慈尊院近くまで標高差100メートル以上を一気に上り下りをする必要があり、しかも、実際には慈尊院のそばを通るわけでもなかったので、遠来の方にとっては、コース設定の意味が不明だったと思います。ランナーは、景観や地域の特徴を楽しみつつ、記録も狙って走るので、記録が出にくいコースは敬遠されます。平坦で風景も良く、世界遺産である慈尊院前をスタート地点にできるコースに変えてはどうでしょうか? (カンボジアのアンコールワット・マラソンも、まさにアンコールワットがスタート地点でした!)農道のコースでは民家がほとんどないため、非常に少なかった沿道の観客も増やし、交流を図ることができると思います。

 3.スタート点近くに地域の物産店を出店する

 応援の方は2時間前後を待って過ごすのですから、彼らのために柿をはじめとする農作物、また、九度山ゆかりの真田幸村をデザインした応援グッズや記念品を売り出すのも良いかもしれません。ランナーにとっても記念にもなりますし、地域の物産をアピールする大チャンスです。


 4.フルーツステーションを置く

 以前走った静岡県の「小笠・掛川マラソン」は茶畑の中を走る過酷なレースでしたが、フルーツステーションがあり、地元で採れたイチゴやキウイ、またバナナなどが各地に置かれていました。ランナーの栄養補給、そして、地元産のフルーツをアピールするために検討して頂ければと思います。

 また、今回のレースでは、給水所にあったのは水だけで、スポーツドリンクはありませんでした。走る側からすれば、水では体が重くなるので、是非、吸収の早いスポーツドリンクを置いて頂きたいと思います。

 ランナーにとって記録は命。記録が出やすいコースにすること、そして、地域の魅力をアピールできるコース設定にすることで、ランナーが集まり、知名度アップ、産業振興にもつながります。山形県の「東根さくらんぼマラソン」「長野オリンピック記念マラソン」などは、地域の魅力を満載したイベントでした。せっかくの素晴らしいマラソン大会なのですから、是非、ランナーにも、九度山町にも嬉しいイベントにして頂きたく、僭越ながら提言をさせて頂きました。


 写真:このように過酷なアップダウンが続きます。笑顔を作るのも大変です!

 
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