阪口直人の「心にかける橋」

衆議院議員としての政治活動や、専門分野の平和構築活動、また、趣味や日常生活についてもメッセージを発信します。

岡田克也大臣と、外務委員会で対峙して

2010年03月10日 17時13分22秒 | 政治
 今日は外務委員会での質問を行いました。岡田外務大臣と向き合い、国際情勢全般について質問しました。質問自体は予算委員会の分科会に続いて2度目ですが、今日の質問は、私が国会議員を目指した動機を含むものであり、より長い時間をかけて準備したものでした。

 衆議院インターネット放送


 岡田外務大臣とは、18年前にUNTAC(国連カンボジア暫定統治機構)が展開していたカンボジアでお会いして、日本の国際貢献の在り方について熱く議論をしたことがあります。当時私は国連ボランティア、大臣は自民党の新人議員でした。18年の時を超えて外務委員会で向き合ったことには大きな感慨がありました。岡田大臣も、中田厚仁さんと一緒に語り合った当時の状況に自分から言及してくださいました。また、全体として、大臣としての答弁に加え、個人的な思いも含めて応えてくれたように思います。普段よりも思いのこもった答弁を引き出した思いと、さらに建設的な方向で議論を深めたかった思いが交錯しています。

 私の質問の論点は、新しい政権が目指す日本外交の価値観についてが中心でした

 ① 日本政府の平和への取り組み、特に自衛隊の海外派遣の成果への評価

 ② カンボジア、イラクを中心に、対費用効果、国際社会や現地社会への効果の検証の必要性

 ③ 上記の自衛隊の海外派遣の成果に対する国民への説明責任の必要性

 ④ イラク戦争への関与の是非、また、当時の最高責任者であった小泉純一郎元首相の参考人招致   の意志について
  
  読売新聞記事    

  時事通信記事

 
 ⑤ 日本型人権外交を構築する必要性と、大臣の意志について


 ⑥ 人権を切り口にした外交で進めるミャンマーの民主化支援について


 さらに、公開されたばかりの日米間の「密約」についても、政権交代があってのことと、その評価と、今後の課題についても述べさせていただきました。

 
  岡田大臣は基本的には前向きな意志を表明してくれました。時に熱く自分自身の思いを語ってくれたため、10項目以上について用意していた質問は、上記の6項目だけで終わってしまいました。しかし、政権交代を果たした今だからこそできること、やらねばならないことをどうしても伝えたく、また、大臣の所見も確認したかったので、一定の達成感はありますが、質問のスキルの未熟さも同時に痛感しました。


 今後の課題も見えた有意義な時間でした。


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