阪口直人の「心にかける橋」

衆議院議員としての政治活動や、専門分野の平和構築活動、また、趣味や日常生活についてもメッセージを発信します。

環境委員会で再生可能エネルギー戦略を質問

2011年07月15日 23時59分11秒 | 政治

 今日は環境委員会で質疑を行いました。

 こちらのページ(衆議院インターネット中継)からご覧いただけます。


  環境委員会質疑 2011年7月15日 

 日本のエネルギー政策、特に再生可能エネルギーの比率を高めていくための戦略を中心に質しました。再生エネルギーの不安定さを解消するための蓄電システム、とりわけリチウムイオン電池の開発戦略と、コストを下げ、世界との競争に勝つための戦略、さらに、日本の環境エネルギー技術を標準化し、世界に普及させ、市場を押さえるための戦略についても質しました。

 日本人のメンタリティーにも関連しますが、「自分たちに有利なルールを作る」ことはフェアプレイ精神に反するとの考えがあると思います。ルール違反はいけませんが、ルールは守るものではなく、作るべきものと考えなければ! オリンピックのフィギュアスケートで「浅田真央選手の方が技術的に難しいことにチャレンジしているのに、なぜ点数が低いのか?」と残念に思った人も多いでしょう。私も痛烈に感じましたが、「採点基準を自分たちに有利にする」政治的意識の差、つまり競技以前の闘いに負けて金メダルを逃したように思いました。

 世界はもっとしたたかです。民間の努力を無駄にしないためにもこの闘いに負けるわけにはいきません。「環境エネルギー技術の標準化」に向けて日本の味方を作ること、そのために効果的にODAを活用すること、さらに、「パッケージ型インフラ輸出」の中心として、再生可能エネルギー技術を据え、ミャンマーのような国の貧しい地域に住む人々の自立と経済の活性化によって市場を拡大し、それを長期的には民主化促進の戦略とすべきなどと訴えました。

 再生エネルギーの拠点を作ることは、耕作放棄地を多く抱える地方の経済復興にも寄与します。和歌山の再生、そして被災地の復興にもつながる政策だと思います。

 これらの点については、先週出演した「国会トークフロントライン」でも考えを述べています。


 TBS国会トークフロントライン 7月8日 



 午後は会議や来客、取材の連続。夜は、前原前外務大臣とアウンサンスーチーさんの2度目の電話会談を、国会の私の部屋で行いました。




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