阪口直人の「心にかける橋」

衆議院議員としての政治活動や、専門分野の平和構築活動、また、趣味や日常生活についてもメッセージを発信します。

衆議院選挙を終えて、2期目の決意

2012年12月17日 14時44分31秒 | 政治

 昨日行われた衆議院選挙、私は近畿比例ブロックで当選し、2期目の仕事をさせて頂くことになりました。支援して下さった方々、私を信じて一緒に歩む決断をして下さった方々の大きな力を感じました。

 正直、当選の喜びはありません。自民党が公明党と合わせて計325議席を獲得。政権奪回を許したことで、民主党、そして日本維新の会が目指した改革が後戻りすることに大きな危惧を抱いています。

 また、今回は私自身も小選挙区では完敗。議席を増やす貢献ができませんでした。維新、民主を問わず改革マインドを持って一緒に頑張ってきた多くの仲間も落選してしまいました。本当に残念です。

 小選挙区での敗因のひとつは、民主党を離党し日本維新の会に移ってから時間がなく、支援者の方々に十分な説明ができなかったことです。私を引き続き支援するのか判断する材料を与えることもできず支援者の方々の動きを止めてしまいました。お手紙は送りましたが、私がどのような思いで維新に移ったのか、周辺の方々に私の支援をお願いするまで理解、納得して頂くことは難しかったと思います。従って最後まで支持が広がっていくうねりを感じることができませんでした。

 3年3か月前、国民が自民党政権にNoを突きつけた時から、自民党が変わったとは全く思えません。新聞報道等では、自民党の支持率は民主党が圧勝して政権交代が実現した2009年よりもさらに低いにもかかわらず、民主党から民心が離れ、第三極がつぶし合い、さらに自民には公明党が後ろ盾があって、投票率が低い状態ではこの結果も必然だと思います。結果、決して積極的には望まれているとは思えない自民党政権を結果として復活させてしまいました。

 一方で、地方組織、地方議員に支えられた自民党の底力も感じました。これは、民主党が打破できなかったものであり、日本維新の会にとっても今後の大きな課題だと思います。

 そんな中で頂いた議席の重さを痛感しています。次は野党の一員として、来年夏に迫っている参議院選挙に勝ち、さらに次回の衆議院選挙で政権奪取を果たすために全力を注ぎます。そのためには、しっかり政策論争をした上での野党統一候補の擁立も視野に入れるべきでしょう。一方で、何でも反対ではなく日本にとって必要な政策には是々非々で臨み、国民の未来を守る政治を行う一員として貢献しなくてはなりません。

 より責任が重い立場になりますが、与えられた使命を全うすべく全力で頑張ります。


 公職選挙法第178条の規定によりお礼を申し上げることができないこと、お許しください。




写真上:支援者から頂いた花束を手に。今回も万歳はしませんでした。



写真上:挨拶の後、マスコミ取材を受ける私。