阪口直人の「心にかける橋」

衆議院議員としての政治活動や、専門分野の平和構築活動、また、趣味や日常生活についてもメッセージを発信します。

それでも野党連携の可能性は探るべき

2013年01月12日 23時53分47秒 | 政治

 あけましておめでとうございます。

 私は連日、各地の「新春の集い」に出席する一方、できるだけ時間を取って支援者の方々を訪問しています。衆議院選挙前には、私が日本維新の会に移った理由を十分に説明する時間はありませんでした。従って、できるだけ早い時期に訪問し、私の真意と覚悟を伝える努力を続けています。

 もちろん中には、今後私の応援をしてくださる可能性があるとは思えない方もいます。しかし、お世話になった方に対してはできるだけ礼を尽くしたいと思うので、少しずつ訪問を続けます。
 
 さて、6日には地元和歌山のラジオ番組討論番組に出席し、和歌山県選出の与野党議員7人でディスカッションをしました。和歌山の活性化や景気対策が主な議題でしたが、参議院選挙における選挙協力もテーマのひとつになりました。私は、日本維新の会、民主党、みんなの党が協力し、自公政権への対立軸を示せる野党連携の可能性を探るべきとの考えをお話しました。民主党の岸本周平衆議院議員も基本的には同じ考えと感じました。

 先の衆議院選挙においては、連立を組む自公に対し、民主党、そして第三極の政党がバラバラで、結果的に、特に自民党を利することになってしまいました。政権交代が実現した2009年の選挙と比例での政党得票率があまり変わらず、国民の信頼が回復したとは思えない自民党が圧勝したのは、第三極が選挙協力ができず票が分散したこと、一方で、政党同士が合流した時の政策の擦り合わせが十分でなく、野合の印象を国民に与えてしまったことに大きな原因があると思います。その結果、国民の関心も低く、あまり盛り上がりもなく、戦後最低の投票率になってしまいました。

 この失敗を繰り返すわけにはいきません。

 昨年12月20日、橋下徹代表代行は「民主党と維新の会、みんなの党がバラバラでは、まったく政治的な力を発揮できない。政党政治をしっかりと機能させようと思えば、自民党、公明党という強力な政権がある以上、それにきちんと対抗できる勢力を作っていくことが政治家の役割だ」と述べたそうです。私はこのメッセージの意味は大きいと思います。また、民主党の細野豪志幹事長も維新との選挙協力を目指しています。まずは重要政策について、できる限り一致させるための対話を重ね、信頼醸成を図る。その後は、少なくとも公認候補を一本化させるための調整を党利党略を超えて行い、野党として過半数を維持できる基盤をつくることが決定的に重要だと思います。