阪口直人の「心にかける橋」

衆議院議員としての政治活動や、専門分野の平和構築活動、また、趣味や日常生活についてもメッセージを発信します。

紛争の平和的解決を目指すためのメカニズム構築をハノイで議論

2014年09月12日 09時26分23秒 | 政治

 昨日から国際局の活動でベトナムに来ています。目的は領土をめぐる複雑な状況について徹底的に平和的解決を目指すための連携を強めること。まず、ベトナム共産党のの幹部と会談、その後、共産青年団の方々と意見交換を行いました。
 
 ベトナムが歴史的に直面してきた侵略者との闘い、そこから引き出した教訓や、とにかく我慢して我慢して敵の罠にかからないように徹底して平和的解決を図ることを最大の攻撃にする戦略性には感銘を受けました。日本とは外交の質が根本的に違うと感じました。

 相次ぐ侵略者に対して国の存亡を賭ける闘いを続ける中で培った情報収集力、分析力の確かさを実感。ベトナム戦争時、米国が打つ手はほぼ正確に読まれていたとの報道を目にしたことがありますが、持たざる者が強大な敵に立ち向かう上での戦略は、まさに歴史から学び精度が高められてきたことを痛感しました。
 
 夜は将来の幹部候補生の青年団の方々と会食。将来に生かせる関係構築の在り方について意見交換をしました。その上で、紛争の平和的解決を図るための青年組織のネットワークを他の国も巻き込んで作っていく提案をしました。この後はこの点についてもしっかり詰めて行きます。

 西沙諸島では掘削作業を終了して『戦術的後退』をした中国が再び既成事実を作りに来ることを想定されます。その上で紛争予防、そして起こってしまった紛争解決のメカニズム構築のためにどうすべきか、そのためのソフトパワーの活用などについて、今日も引き続き議論を続けます。


ベトナム共産党対外委員会・ロイ副委員長と会談



ベトナム共産党本部にて


青年団の方々と

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