阪口直人の「心にかける橋」

衆議院議員としての政治活動や、専門分野の平和構築活動、また、趣味や日常生活についてもメッセージを発信します。

早稲田大学での講義

2006年06月10日 22時52分30秒 | ボランティア
 昨日は早稲田大学で講義をしました。

 平和構築についての連続講義で、私は「民主化支援と国際選挙監視活動」というテーマで話をしました。私はこれまで9ヶ国、14回の紛争地での選挙監視活動経験がありますが、平和プロセスにおける選挙実施の意義を高め、同時に、選挙がもたらす負の影響をどのように最小化できるのか、市民が寄与できる活動の可能性をテーマに話をしました。

 これまで、多くの大学やシンポジウムなどで講義や講演をしましたが、母校で講義をするのは初めてだったので、とても感慨深く、楽しいひと時でした。

 今日、話していて自分自身で感じたこと、それは、このような授業をしていても演説のような話し方をする癖がついてしまっていることです。演説をする時は、ある争点について、それを解決するエネルギーや意思を伝えること、つまりオーラを伝えることを目的にしますが、学会やシンポジウムでは論理的に、説明的に話すのが一般的です。
 授業の場合は何よりも、「対話」を重視して話すことにしているのですが、昨日は最初からテンションが高すぎて、なかなか途中では修正できませんでした。パワーポイントやビデオ、インドネシアやアフガニスタン選挙のスライドを見せて話したので、学生は目線も変わって救われたと思いますが・・・。伝えたいことに対しては、拳を振り上げながら声のトーンを上げて話すことが習慣になってしまっていて、前の方に座っていた女子学生が、そのたびにおかしそうにニヤリと笑っていました。あまりこんな先生はいないのかもしれません。

 多くの学生が授業の後も列を作って質問してくれたこと、とても鋭い問題意識と、平和構築の現場で活動する強い意志をもっていることを嬉しく思いました。私の著書「心にかける橋」の読者がいたことにも驚きました。

 次回は「平和構築と除隊兵士支援」というテーマで話すことになっています。


 写真:アフガニスタン大統領選挙(2004年)投票所のスタッフと



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 阪口直人国際協力活動ホームページ



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1 コメント

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伝わる力 (飛行船)
2006-06-11 22:34:17
経験に基づいた話ほど、聴く者を魅了し、“伝わる力”の強いものはないと思う。自分たちの先輩の話なら、なおさら身近に感じられ、学生たちには意義深い授業になることでしょう。
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