赤い椅子

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四国88ヶ所巡り 第16回 2日目

2012-03-21 21:37:00 | ノンジャンル
17日朝、あいにく雨が降っている(;一_一)
でも昨日の女体山がお天気で登れたことを感謝する。
あの道が雨でぬれていたら…なんて考えるだけでも恐ろしい!

今までのお遍路の朝出発より少しゆっくりに宿を出る。
あわじ花さじき見学の予定を辞めて、淡路ハイウエイオアシスで最後の
遍路旅のお土産を調達。ここの生ワカメが美味しくて、
いつも寄るたびに買っていたのだが…ちょうど新ワカメの時期だ(^<^)

高速を乗り継いで和歌山へ…12時過ぎ紀ノ川の昼食場所へ到着。
このツアーのお昼ご飯は大きな通りのポプピュラーな所でない場合が多く、
今回の所も添乗員さんが電話で確かめ、バスを降りて捜しまわって到着…
隠れ家的なちょっと珍しい美味しいものを、
いつも食べさせてくれるのが嬉しい(^^♪



ここは、築100年の庄屋屋敷を修復・活用したもので、
国の登録有形文化財に指定されているらしい。
実家の昔の家に帰ったような…梁や天井は煤で黒いし…
十割そばはひとり5枚の皿に入れられてくる。少し硬い目の蕎麦だ。
とろろや生玉子、大根おろしなど、いろんな味でお楽しみを…というわけ。


田んぼ道の真ん中にバスが止められてあり、そこまで歩く。



大きなお屋敷の珍しい塀。きれいに石が積まれてある。

途中、ビニールハウスがたくさんあり、1つを覗かせてもらったらイチゴを
2人で摘んでいた。冬でも暖かいところで仕事ができる…という話だった。
今年はいつもより遅れているらしい。やはり寒さが影響しているという。


紀ノ川を渡り、いよいよ高野山への道をバスはくねくねと走る。
日曜日だからか下りてくる車が多い。狭い道なので大変だ(@_@;)
2時半ころ大門着、そのままバスで中の橋まで行き、奥の院にお参りをする。
燈籠堂に参り、後ろにある大師御廟の前で読経。
ここでは般若心経を3回唱えるそうでそれを実行。やっぱり心が引き締まる。
今まで何回もこの奥の院や御廟を訪れているが、いつもとちょっと違う気分!

帰路は参道の大きな杉や、周りにたくさんある歴史上の人たちの墓を見て歩く。
中でも一番碑と言われて高野山で一番大きな石碑が去年のドラマの主、
お江(崇源院・すうげんいん)」のお墓である。
実は去年まではここまでお参りしたり訪ねてくる人もなかったそうだが、
一躍有名になり、お参りするための道も整備されたということだ(^_-)-☆
ここでも女の力を大きさに驚くが…



金剛峯寺などを見学し、このままバスで梅田まで帰るのが
このツアーの旅程であるが、何人かの希望で、ここでツアーから離れて
高野山の宿坊で1泊することに…
すでに宿坊の予約も取ってあり、どうしても1泊出来ない2人と添乗員さんが
バスで山を降り、これでこのツアーのお別れとなる。5時前だった。
先達さんも一緒に宿泊をしてくれるので心強い。

金剛峯寺の隣の宿坊で総寺院の宿泊。
細川家他の檀家があるという立派なお寺だ。

まず通された部屋の襖絵、天女の舞だ。極楽に行けそうな部屋だ(*^^)v




大名の駕籠や、細川護煕さんの掛け軸なども…応接室の螺鈿の椅子に
ちょっと座ってみた(^_-)-☆



お金持ちのお寺なんだな~と思う!天女の部屋での夕食は精進料理だが、
なかなか手が込んだ作りで、とても美味しかった。


次々にきれいでおいしい料理が出てもう~食べきれないほど。
デザートのグレープフルーツのゼりーもきれいでさっぱり(^^♪



ピンボケだけれどきれいな色を見て…!

お風呂もお洒落で檜の洗い桶に檜の椅子、今時の宿泊施設では珍しいよね。
風呂から眺めたお庭もきれいだったし~
今夜も反省会兼飲み会、お喋り会で遅くまで騒ぐ。
明日は6時からの朝のお勤めに参加するので、もう休まなくては…と散会。


コメント (4)
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いよいよ結願の寺へ…3月お遍路

2012-03-21 14:53:00 | ノンジャンル
3月16日、おととしの秋から始めた四国お遍路の旅もいよいよ結願!

先日、19日の勉強会で今回の旅の気分にぴったりの歌に出会う。

「始まりのあれば終はりのある旅の途上で一つ石を拾へり」 香川 ヒサ

3日ほど前から風邪気味で、16日に備えて休養を取っていたが、
すっきりした…というわけにもいかず、この旅に風邪を持ちこんでしまう。 
ツアーのみんなにうつさなければいいが…と思いつつ~
熱はないが声が出にくい!

今回の仲間は12人と先達さん、添乗員、運転手と15人。
定刻、梅田出発。
結願だということで和菓子屋さんのMさんが紅白の薯蕷饅頭を
持ってきてくださったり、イチゴがあったり、みんなからのお接待の
差し入れで添乗員のSさんは、順番に配るという大仕事が増える(^_-)-☆

心配した天気も今日は晴れ!大鳴門橋からは、いかなご漁だろうか…
小舟がたくさん出ており、その船の後ろをたくさんの鳥がおっかけている。
網にかかったいかなごを、つまみに来ているのかな~と想像をするが…
きらきら光る春の海がまぶしい!

高松道を走りさぬき三木で降りる。1ヶ月前にお参りした屋島、
五剣山が見える。
少し早い目で11時前だが、まず昼食。
三木のインターから直ぐ近く、でもちょっと入りこんだ場所で
隠れ家風なのでバスは少し迷ってウロウロ…

古い民家の材木を使った懐かしい建物で、ほのぼのとした雰囲気のお店(^^♪
天井に吊られた大きなステレオ装置があり音楽のライブもするそうだ。



天ぷらは白魚、タケノコ、蕗の薹…ご飯の上には菜の花…春がいっぱい!
お蕎麦は少し透明感があり、蒟蒻が入っているのかと思うような
見た目と食感。 薄い紫色の蕎麦だった。古代米が入っているらしい。
写真がピンボケで肝心の蕎麦がないのが残念だが…



12時過ぎ、先月の長尾寺のお参りの際に訪れたおへんろ交流サロンの
向かいの道の駅ながお到着。
これから歩く約7キロの道のりのためのトイレ休憩。

おへんろ交流サロンは、遍路さんたちの情報交換や地域住民との交流の場に
なっており、サロン内にある「へんろ資料展示室」には、
江戸時代の紀行本や古地図、また接待を受けたお遍路が残した
江戸中期からの納札や古い納経帳、手形など、四国遍路の歴史を
感じさせる貴重な資料が展示、公開されていた。

バスを降り女体山の登り口から歩き始める。遍路の締めくくりとなる、
88番「結願寺、大窪寺」は海抜787mの矢筈(やはず)山の東腹にある。

87番札所長尾寺から女体山(にょたいさん)を越えて大窪寺へのルートは、
現代でもへんろ道としてよく利用されるそうだが、結願前の難所でもある。

女体山(774m)…名前は艶めかしい山だが、
なかなかどうしてきつい山道だ。
「女はやっぱりきついんだよな~」と仲間の男性諸氏からのつぶやきが…
小さな川のせせらぎを聞きながら、昼寝城という不思議な城跡を横目に歩く。

昼寝城…時間がないので素通りをしたが、応仁の乱頃より地元の
豪族のお城だったらしい。
登っては少し降りまた登り、2回ほど急な道を越え展望の良い場所に出る。

2時過ぎ、女体山頂上付近に到着。ここには小さな祠で女体神社がある。




mamaGONの写真でははっきりしないので、ネットから同じ場所の写真を拝借。



こうしてみると讃岐平野というのは凸凹の多い土地だということがよく分かる。
ここから急な登りが2回、岩をつかんで登ったり、木の根をつかんだり…
これば最後の辛抱のしどころだと先達さんが言われるので頑張る(@_@;)
仲間のお喋りも途絶えがち…みんなしんどいのを我慢して歩いているのだ。




あともう少し…というところで小休憩、傍に1本松が…
東北の根性1本松に似ているな~と写真に撮る。さ~頑張ろうという気になる。

下りもなかなかきつい。丸太の階段があるがなかなか歩幅に会わない高さで、
足の短いmamaGONはなおさらきついが、少し頑張って歩いた辺りに
目指す寺のお堂と青銅の山門が見える(^_-)-☆(ホッ!)


大窪寺の裏から境内に入る形で下ってきたので、山門に戻り正式に山門で
一礼をして境内に入る。3時ちょうどだ!
富山から来たらしいおばさんの団体の遍路さんたちに会う。なかなか賑やかだ。
「あの山を越えてきた」という話をしたらしい仲間が「あんたら位の年なら、
私らでもやれるわ!」と一撃を食わされたという(@_@。



越えてきた女体山を背に建つ本堂、立派なお堂だ!

これで結願のお参りだと思うと読経にもなんとなく力が入る。
このお参りの間にお経も読めるようになり、自分なりに般若心経の心も
勉強もしたが、まだまだ入口付近に辿りついたところ。


大師堂の前には大きな藤棚がある。花の頃は素晴らしいだろう…と思うと
また花の時期に花の咲く寺を訪ねてお参りしたい気も起る。



大師堂横にある寶杖堂には、結願したお遍路さんが奉納した
金剛杖や編み笠が置かれている。
たくさんの人の思いや信仰心が置かれているのだ。下の写真は寶杖堂




無事結願のお参りを終え、4時前バスで今夜の宿舎へ向かう。
今回の仲間は足並みもそろった健脚の人たちなので、ほぼ予定どうり、いや
少し早い目に終わる事が出来てホッとしたと先達さんの話。

明日の高野山への都合で大鳴門橋を渡り、南淡路の国民休暇村で宿泊する。
5時過ぎ到着。
瀬戸内の海の幸がいっぱいのバイキング…
鯛やカンパチの刺身が美味しかった(^_-)-☆
天気が良ければ、天文台もあるので星空を見れるということだったが、
あいにくの空で諦めて食後、先達さんの部屋に集合で反省会兼飲み会を
開き、遅くまでお喋りをして楽しむ(*^_^*)

コメント (2)
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