早いもので今年も残す所あとわずか……と言いたい所ですが、中国にいるとあまりそんな感慨が湧いてきません(^^;) 一応元旦から3日間は祝日ということなんですが…… 取り敢えず忘れないうちに今学期受けた講義の内容をメモしておきます。まずは古文字関係の講義から。
○金文研究
修士課程の講義。馬承源の『商周青銅器銘文選』第3巻を講読。教授に指名された学生が金文の拓本だけを見て文字を隷定していき、銘文の内容を現代語に翻訳していく。その後で教授が問題となる文字や詞語について解説。
○博士課程演習
2週間に1度開講され、教授が各人の博士論文の進み具合を確認したうえで毎回2~3人ずつ院生が中間発表を行っていくという形式。
○『説文』与古文字字型
修士の講義。最初は『金文編』をテキストとしていたが、途中から『古文字類編』増訂本に変更。これらのテキストを1文字ずつ確認していき、各文字の成り立ちや解釈の変化、またテキストの錯誤(隷定の間違い、文字の重複など)を教授が指摘していくというスタイル。2~3回に1度のペースで古文字を隷定していく漢字テストがある。こういう辞書を1頁目から見ていくという講義形式は、中国では割と一般的であるらしい。
○商周青銅器
これは私の所属先の古籍研究所ではなく、考古系の修士課程の講義。教授がパワーポイントで図版を映し出し、夏・商・西周・東周各時期の青銅器の特徴(器形・紋様など)を解説。毎回終わりに指名された学生がモニターに映し出された青銅器の時期区分とその根拠を述べる「鑑定練習」がある。
それぞれ1回の講義時間は3時間程度、出席人数は20人前後で、博士課程演習以外は学期末に試験がありますが、私は単位は必要ないので受けていません(^^;) しかしどれを取っても日本の大学院よりハードな内容だよなあ……
○金文研究
修士課程の講義。馬承源の『商周青銅器銘文選』第3巻を講読。教授に指名された学生が金文の拓本だけを見て文字を隷定していき、銘文の内容を現代語に翻訳していく。その後で教授が問題となる文字や詞語について解説。
○博士課程演習
2週間に1度開講され、教授が各人の博士論文の進み具合を確認したうえで毎回2~3人ずつ院生が中間発表を行っていくという形式。
○『説文』与古文字字型
修士の講義。最初は『金文編』をテキストとしていたが、途中から『古文字類編』増訂本に変更。これらのテキストを1文字ずつ確認していき、各文字の成り立ちや解釈の変化、またテキストの錯誤(隷定の間違い、文字の重複など)を教授が指摘していくというスタイル。2~3回に1度のペースで古文字を隷定していく漢字テストがある。こういう辞書を1頁目から見ていくという講義形式は、中国では割と一般的であるらしい。
○商周青銅器
これは私の所属先の古籍研究所ではなく、考古系の修士課程の講義。教授がパワーポイントで図版を映し出し、夏・商・西周・東周各時期の青銅器の特徴(器形・紋様など)を解説。毎回終わりに指名された学生がモニターに映し出された青銅器の時期区分とその根拠を述べる「鑑定練習」がある。
それぞれ1回の講義時間は3時間程度、出席人数は20人前後で、博士課程演習以外は学期末に試験がありますが、私は単位は必要ないので受けていません(^^;) しかしどれを取っても日本の大学院よりハードな内容だよなあ……