『倚天屠龍記』第35~最終40話まで見ました。今回はタイトル通り、オチまでバラすネタバレ仕様となっておりますので、日本語版の放映やDVDリリースを楽しみにしている皆様はご注意のほどを。
義父の謝遜が少林寺にて監禁され、「屠獅大会」が開かれると聞き、気が気でない張無忌。何とか謝遜の居場所を突き止めたものの、謝遜を見張っている少林寺三老僧に太刀打ちできず、空しくその場を去ることに。そして「屠獅大会」では謝遜に遺恨を持つ武林各派の人士が集結。その中に峨眉派の掌門となった周芷若の姿も。彼女は武当派の裏切り者宋青書を夫として迎え、張無忌と剣を交えることになりますが……
ということで、最終回まで見切りました!第36話以降、またもや音声の途中で別人の声に切り替わる怪現象(?)が頻発しますが、これは聞くところによると検閲で引っ掛かったNGワードを適当な言葉に置き換えて、別の声優さんが吹き替え直したものらしいです。少林寺絡みの場面でこの音声ツギハギ現象が頻発してるような気がするので、宗教関係のワードが引っ掛かったりしたんでしょうか…… というか、このNG箇所が結構な数にのぼるわけですし、制作側も面倒くさがらずにもう一度役者さんを呼んで吹き替えをやり直したら良かったのにと思うのですが(^^;)
そしてラストの展開はエピソードを入れ替えてみたり、黄衫の女が倚天剣・屠龍刀の由来を語るといったオリジナルシーンが挿入されたりしてますね。倚天剣と屠龍刀の中に隠されていたのも『武穆遺書』や『九陰真経』そのものではなく、それらの隠し場所を刻んだ鉄片ということになってます。
少室山で一同が元軍に包囲されるシーンでは、元軍の大将が趙敏の父の汝陽王となっており、張無忌は『武穆遺書』の兵法で対処しようとしますが、元軍の回回砲に対抗できずに張無忌自身も力尽きようとしたところ、趙敏が彼を庇って汝陽王は軍を撤退するという具合になってます。しかしその後の祝勝会では、なぜか『武穆遺書』のおかげで元軍を撤退に追い込めたというチグハグな展開に…… 元々の話を端折ってそこにオリジナルのシーンを追加するといった適当なアレンジのおかげで、話のつながりがよく分かんなくなってますなあ(^^;)
そして朱元璋の離間策に引っ掛かって張無忌が教主の座を辞すという話も無かったことになっており、彼はもう平和になったから教主でいる必要はなくなったとか何とかよく分からない理由で武林から隠退することに。そして最後はなぜかモンゴルの移動式テントの中で張無忌と趙敏のカップルに周芷若が割り込んで原作と同様の締めのエピソードが展開されます。
『神雕侠侶』の時と同じくラストの間尺が足りずに朱元璋関係のシーンを端折ったのか、はたまた漢族の期待の星朱元璋を悪党にしたくなかったということなのか、判断に迷うところですが……
【総括】
まあ、全体として諸々のバグさえ無ければそこそこ見られる作品に仕上がっていると思います。日本語版DVDは中国側で制作された修正版を使用しているらしいですし、そもそも音声関係のバグは吹き替えだと全く関係なくなりますし、鑑賞中にいらざることで心を煩わされることは(たぶん)無い(はず)です。あと、BGMは基本的に『鹿鼎記』+その他諸々からの流用が多いので期待してはいけません(^^;) BGMのレベルは作品を経るごとに如実に低下しているなあ……
義父の謝遜が少林寺にて監禁され、「屠獅大会」が開かれると聞き、気が気でない張無忌。何とか謝遜の居場所を突き止めたものの、謝遜を見張っている少林寺三老僧に太刀打ちできず、空しくその場を去ることに。そして「屠獅大会」では謝遜に遺恨を持つ武林各派の人士が集結。その中に峨眉派の掌門となった周芷若の姿も。彼女は武当派の裏切り者宋青書を夫として迎え、張無忌と剣を交えることになりますが……
ということで、最終回まで見切りました!第36話以降、またもや音声の途中で別人の声に切り替わる怪現象(?)が頻発しますが、これは聞くところによると検閲で引っ掛かったNGワードを適当な言葉に置き換えて、別の声優さんが吹き替え直したものらしいです。少林寺絡みの場面でこの音声ツギハギ現象が頻発してるような気がするので、宗教関係のワードが引っ掛かったりしたんでしょうか…… というか、このNG箇所が結構な数にのぼるわけですし、制作側も面倒くさがらずにもう一度役者さんを呼んで吹き替えをやり直したら良かったのにと思うのですが(^^;)
そしてラストの展開はエピソードを入れ替えてみたり、黄衫の女が倚天剣・屠龍刀の由来を語るといったオリジナルシーンが挿入されたりしてますね。倚天剣と屠龍刀の中に隠されていたのも『武穆遺書』や『九陰真経』そのものではなく、それらの隠し場所を刻んだ鉄片ということになってます。
少室山で一同が元軍に包囲されるシーンでは、元軍の大将が趙敏の父の汝陽王となっており、張無忌は『武穆遺書』の兵法で対処しようとしますが、元軍の回回砲に対抗できずに張無忌自身も力尽きようとしたところ、趙敏が彼を庇って汝陽王は軍を撤退するという具合になってます。しかしその後の祝勝会では、なぜか『武穆遺書』のおかげで元軍を撤退に追い込めたというチグハグな展開に…… 元々の話を端折ってそこにオリジナルのシーンを追加するといった適当なアレンジのおかげで、話のつながりがよく分かんなくなってますなあ(^^;)
そして朱元璋の離間策に引っ掛かって張無忌が教主の座を辞すという話も無かったことになっており、彼はもう平和になったから教主でいる必要はなくなったとか何とかよく分からない理由で武林から隠退することに。そして最後はなぜかモンゴルの移動式テントの中で張無忌と趙敏のカップルに周芷若が割り込んで原作と同様の締めのエピソードが展開されます。
『神雕侠侶』の時と同じくラストの間尺が足りずに朱元璋関係のシーンを端折ったのか、はたまた漢族の期待の星朱元璋を悪党にしたくなかったということなのか、判断に迷うところですが……
【総括】
まあ、全体として諸々のバグさえ無ければそこそこ見られる作品に仕上がっていると思います。日本語版DVDは中国側で制作された修正版を使用しているらしいですし、そもそも音声関係のバグは吹き替えだと全く関係なくなりますし、鑑賞中にいらざることで心を煩わされることは(たぶん)無い(はず)です。あと、BGMは基本的に『鹿鼎記』+その他諸々からの流用が多いので期待してはいけません(^^;) BGMのレベルは作品を経るごとに如実に低下しているなあ……