博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『神話』その1

2010年10月11日 | 中国科幻ドラマ
ジャッキー・チェンの『THE MYTH/神話』のドラマ版ということで手を出してみた本作。しかし実際見てみると映画版と全然違いますね。映画の方では主人公は考古学者で、前世が秦の将軍蒙毅だったという設定。(で、夢の中で前世の記憶が甦る。)一方こちらは主人公はプレーボーイのカメラマンで、兄貴と父親が考古学者、そして自ら秦の時代にタイムスリップするという設定。映画で出て来たインド美女もこちらでは無かったことにされるんだろうなあと思いつつ、第1~6話まで鑑賞。

胡歌演じる易小川は父親と兄の働く発掘現場に車で向かおうとして、いきなり盗掘団の襲撃を受けます。で、この時に何とかピンチを切り抜けて謎の古代の玉のペンダントをゲット。この盗掘団は更に発掘現場から発見された青銅の宝盒を強奪。易小川は恋人高嵐の兄で発掘現場の食事係の高要とともに宝盒を取り返しますが、玉のペンダントを宝盒にはめ込んだ所、いきなり秦の時代にタイムスリップ。

当初は映画かドラマの撮影現場に紛れ込んだと思っていた小川ですが、徐々に本当に秦代にタイムスリップしてしまったことを悟ります。しかし持ち前の適応力ですっかり順応し、項羽や劉邦と出会っては「やった!オレ、歴史上の偉人と友達じゃん!」ということで義兄弟の契りを交わしたり、呂雉と劉邦との仲を取り持とうと奮闘したりしてます(^^;) それでも燕国にある「湯巫山」が現代に戻るキーであると知り、そこへ向かおうとしますが……

一方、現代では小川の兄易大川や恋人の高嵐が行方不明となった小川・高要の2人を捜索しますが、そんな中、再び盗掘団に宝盒が強奪されてしまい……

ということで、映画版より8割増しぐらいでツッコミ所満載です(^^;) 毒蛇に噛まれた易小川が都合良く血清を持ってたり、盗掘団が昼日中発掘中の現場に堂々と突っ込んできたり、(実際の盗掘団も色々とフリーダムですが、さすがにそこまではやらないと思う……)易小川が学生時代歴史は赤点だったという割には『百家講壇』を見ていたので『孫子』の兵法はバッチリだったり、沛県の樊噲の肉屋で犬肉を食ってたら劉邦にたかられたり、携帯の充電が切れたら自分で発電器を作って充電したり、秦代の人に向かって「私は易小川。易中天の易に郭小川の小川です」と自己紹介したり、(どんだけ『百家講壇』が好きなんや(^^;) )山賊を撃退して「これ以上やるとオレの小宇宙(コスモ)が爆発するかもよ?」と豪語したり、兄貴の易大川は兄貴の方で正体不明のネット友達「千年老妖」に弟の行方だけでなく考古学上の問題を相談して論文を書いてたり……

もうどこからツッコンでええか分からん(^^;) 続きが気になるところですが、第7話以降は退院までお預けなのが辛いところ。これを楽しみにして明日から検査に励むみとにします……
コメント (2)
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