博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『宮』その7(完)

2011年11月08日 | 中国歴史ドラマ
『宮』第32~最終35話まで見ました。

四阿哥が献上した紫芋を食べて食中毒をおこした康熙帝。四阿哥は責任を問われて宗人府に監禁されることになりますが、ここで福晋(正妻)の金枝が側室の素言に夫を助けるよう嘆願し、そこで素言が「助けてもいいけど、そのかわり私が福晋になれるよう、あなた死んでよ。」と物凄いことを要求。そして言われるままに自害する金枝。そして素言が助けるまでもなく、あっさり釈放される四阿哥。金枝、思い切り無駄死になんですが(;´д⊂)

晴れて福晋の座に収まった素言ですが、宮廷で旧知の人と会うたびに四阿哥が「彼女は素言と瓜二つですけど、別人なんです。」と、かなり無理のある言い訳をし、言われた方も素直にそれを信じるのが何とも…… しかし彼女も晴川には正体を明かし、どちらの夫を皇位に即けるかで火花を散らすことに。

そして唐突に14年後。康熙帝は八阿哥が重臣たちと党派を組んでいるのを不快に思い、十四阿哥を後継に据えると見せかけ、実は意中の後継者は四阿哥なのでした。今際の際に四阿哥を呼び出して後継者に指名し、崩御する康熙帝。そして……



困惑する母の徳妃や八阿哥・十四阿哥をよそに、ドヤ顔で即位式に臨む四阿哥あらため雍正帝(^^;)

即位後、雍正帝は政務に励む一方で何かと自分に楯突く八阿哥あらため廉親王を監禁しますが、晴川が後宮に入ることと引き替えに彼を釈放。晴川は再び九星連珠の日が近づいていることを知ると、雍正帝と廉親王の兄弟の対立を収めるため、現代に戻ることを決意しますが……

【総括】

ということで詳細は略しますが、ラストシーンでは「こんな締め方アリか!」と思い切り噴きそうになりました(^^;) 『美人心計』と同じく于正制作ということで見始めたこの作品ですが、蓋を開けてみれば『美人心計』をはるかに超える面白さではありませんか!中華圏のタイムスリップ物に今の所ハズレ無しという感じですね。先頃中国で当局がタイムスリップ物の映像作品を規制するというニュースが出ていましたが、道理で当局が規制したがるわけですw
コメント (7)
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