博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

最近見てるドラマ(2025年2月)

2025年02月10日 | 読書メーター
『国色芳華』
『珠簾玉幕』『蜀錦人家』に続く唐代文化細腕繁盛記シリーズ第三弾。こちらは楊紫&李現主演。三作それぞれビジュアルにこだわりがありますが、本作が一番映像が綺麗ですね。内容は夫と義父母に愛想を尽かした牡丹こと何惟芳が離縁し、皇帝お気に入りの貪官・蒋長揚をスポンサーとし、気の合う女性たちと牡丹専門の花屋を開くという話です。で、仲間には自分と同じく夫に虐げられた者あり、義侠心に富んだ女侠あり、そして前二作と同じく崔十九のようなライバル的存在もありといった感じです。前二作ではいまいち弱かったシスターフッドを強調した展開となりそうです。

『異人之下之決戦!碧遊村』
哪都通の地区責任者の廖忠が臨時工の陳朶によって殺害され、本社では臨時工そのものの扱いが問題に。張楚嵐は同じく臨時工の扱いの馮宝宝、そして他地区の臨時工たちとともに陳朶の行方を追って碧遊村まで辿り着く。村では村長の馬仙洪以下、異人速成機で培養されたらしい異人たち手ぐすねを引いて待ち構えており…… 『異人之下』の続編というか番外編のような位置づけ。雰囲気もコメディタッチな前作からスリラー調に変わってます。本社に馮宝宝の身元を探られたくない張楚嵐が、同情の余地のありそうな陳朶と戦わざるを得ないという展開は深みがありそうなのですが、全13話の短編ということで掘り起こす前に話が終わってしまったという感じ。

『五福臨門』
母1人、娘5人の雌虎一家と恐れられてる酈家が范家に嫁いだ二娘を頼って洛陽から開封にお引っ越し。開封では新婦の方が相当額の婚資を用意する必要があるということで、金策のために一家で茶店を開くことにするが、范家の姻戚で三娘を目の敵とする名門の柴安も茶店の向かいに酒楼を構え…… ということで久々の于正プロデュース作。コメディということですが、人情喜劇ということなのか笑いのキレはイマイチ……
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