博客 金烏工房

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『トキメキ!弘文学院』その8

2015年02月13日 | 武侠ドラマ
『トキメキ!弘文学院』(原題『犀利仁師』)第34~38話まで見ました。

一旦は退学の決意を固め、行く宛てもなく学院から飛び出した宋文文でしたが、范大同らの捜索と説得により復学することに。聶文星も退学を促した自分の誤りを悟り、学院の中で彼女を守る決意をします。

一方、20年前に柳原(柳傲天の父)の任務を失敗させ(重病の先帝のための薬草を運搬中にその薬草を奪われ、結果先帝は病死……)、流罪に追い込んだ実行犯ということで東方婉児に監禁されていた路不凡ですが、彼の黒幕については黙りを決め込みます。しかしそれでも自分のことをバラされるのではないかと不安を覚えた公孫毅は娘の雲霏を人質に取ります。

ここで聶文星が路雲霏の釈放を公孫毅に要求するも、そのかわりに弘文学院を閉校に追い込める口実を探せと命じられ、宋文文が女性であることを教えてしまいます。折角女性にも入学を認めているのに、男性のふりをして入学するのは武則天による男女平等の教育改革を愚弄する行為という理屈ですね。しかしその頃には柳傲天が「悪いのは実行犯ではなく黒幕の公孫毅。過去のことは水に流すべき」と東方婉児を説得し、路不凡を釈放させたうえで2人で雲霏を救出していたのでした。この聶文星のタイミングの悪さと言ったら……(´・ω・`)

そして宋文文が入浴しているところを見てしまったことから、范大同は彼女が女性であることを知ってしまい、「自分が恋した相手は男性ではなく女性だった!」(彼はしばらくこのことで悶々と悩んでおりました)と歓喜したのもつかの間、官兵が学院に突入し、文文が罪人として捕らわれてしまいます。

で、文文の死罪と学院閉校を求める公孫毅と、亡き恋人柳原を擁護した人物の遺児ということで彼女を救おうとする東方婉児との論戦が武則天の面前で繰り広げられますが、結局宋文文は死罪を免れ杖刑百回、弘文学院は閉校との沙汰が下ります。そして宋文文が20回ほど打たれて限界に達したあたりで、師としての監督不行届を名目に柳傲天が替わりに刑を受けることに…… 

柳傲天が漢ぶりを上げる一方で、公孫毅に宋文文を密告した男という情報を流され、聶文星の評価がガタ落ちになっていくのを見るのが辛いw このパートは孫大山の料理に「黯然銷魂飯」(『神雕侠侶』に出てくる必殺技名をパロディにした周星馳の『食神』の更にパロディ)というのが出てきたり、鄭佩佩演じる雲霏の祖母が獅子吼ならぬ獅吼功を披露したりと、お遊び要素もなかなか目を惹かれます。しかし孫大山が料理人の家系というのはあからさまに後付け設定でよろしくないですな(^^;)

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