で、前に、Google政府というところの話で、
ウィリアムのいたずらは、これについて考えがある。利用者指向って言う話に
関係するので、もちょっとさきに別件でかくね。
って書いたんだけど、その話がやっとかけるので、今回はその話。
いままで、利用者指向のシステム設計というところで、もし、この方式でやるなら、利用者を絞って、手に負える範囲で考え、そのあと、範囲を広げると書いた。
また、前に、非機能要件は、外部品質、つまり、利用者指向で書くという話もかいた
この場合、いろんな利用者が居ると、いろんなケースにおける外部品質の制約をかんがえないといけなくなるので、非機能要件の立場から考えても、利用者を絞り込んだほうがいい。
どちらにしても、ある程度利用者を限定したところから、広げていったほうが言いという話になる。これは、利用者指向でなくても、他のシステム設計でも、また、リスクの問題から考えても、そういう結論になる。
っていうことになると、むしろ、電子政府って言うのは、過疎化して、あんまり人が居ないようなところに、役人を減らすためにまずは、国が補助金を出して導入して、効率化していったほうがいいんじゃないか?っていうことになる。
大きい市でやれば、たしかに、効果は大きいが、危険も大きく、システム開発もたいへんだ。
小さい市でやれば、効果は小さいかもしれないが、危険も小さく(関係者がそもそも少ないので)、システム開発も、大きいときよりかはらくにできる。
そして、小さい過疎化した市で成功したら、それを、もちょっと大きい市でやる。そのときに、効率化して、あまった市の職員などが、大きい市の導入に経験者として、派遣協力したりすれば、その派遣協力代が、過疎化した市の収入になって、プラスになるだろう。
また、このやり方なら、大きい市と、小さい市のシステムは、基本的には似たようなものになるので、入力システムとかは、似ているから、大きい市の下請け(入力の手伝いとか、データバックアップとか)を小さい過疎化した市が行うことで、市の収入になって。。。
ってことも考えられる。
そうなってくると、初めに過疎化した市に補助金を投入しても、その効果は大きくなって帰ってくるといえよう。
っていうことはさておき、話をもどすと、小さい自治体を考え、それをどんどん派生して、だんだん大きくしていったほうが、システムは作りやすい。
ということで、Google政府のような、巨大な中央システムを1つ考えるより、実際には、小さいシステムを考えて言ったほうが、成功しやすい。。
事実、歴史を見ても、中央集権国家で、なんでも中央で管理しようとする律令国家は、結局無理が出てしまう。なんで、小さな市から、どんどん広げていったほうが、システム開発上は、無難だと思う。