ウィリアムのいたずらの、まちあるき、たべあるき

ウィリアムのいたずらが、街歩き、食べ物、音楽等の個人的見解を主に書くブログです(たま~にコンピューター関係も)

開発の初めから順番に書いていってみる その4:提案書(1)

2007-02-28 17:56:52 | 開発ネタ

 シリーズ「開発の初めから順番に書いていってみる」の続き。

 前回までで、RFPについて書いたので、そのRFPをうけて、提案する場合の、提案書についての話。

 まずは、提案書のフォーマットというか、書く項目について





提案書は、RFPがある場合とない場合、というか、お客さんがある程度提案してもらいたい内容が決まっている場合と、こちらから提案して仕掛ける場合とで、内容が違います。

 まず、「お客さんがある程度提案してもらいたい内容が決まっている場合」
 書く内容は、

1.解決すべき課題に対する提案
2.提案しようとしているものの概要
3.費用と期間
4.その他、提案を実行するに当たっての条件

を書くことになります。

前回のRFPのように、指定がある場合があります。
そのときは、それにしたがってください。そうでない場合は、

・あいさつ文
 →声かけてくれてありがとー、これから提案するよ!っていう文

・解決すべき課題
 →お客さんから聞いたことをまとめる

・解決すべき課題に対する提案
 →こういう問題に関して、こーいう風に解決するよ!っていうのを
  キャッチコピー風に。あんまり、細かく入り込まない。

・提案しようとしているものの概要
 →システム全体が分かり、かつ、上記の解決策が全部入っているっていうことが
  分かるような概略の説明

・費用と期間

・その他、提案を実行するに当たっての条件

・売り文句
 →なんか、つけたしたいこと(選んでもらえるのにプラスになること)があれば

・おわりのことば
 →ごせいちょうえりがと、ぜひぜひえらんでちょ!っていうの

っていう形になります。




 一方、こっちから提案を仕掛ける場合、

1.昨今の世の中を照らしあわせ、問題になりそうなこと、
  もうかりそうなことをあげて

2.それには、こいつがいいんだよ

 っていうふうに、述べていきます。。

 このとき、費用とか、期間とかは、初めの提案では言わないことが自然の気がします
(ただし、費用や期間が売りな場合などは、いうけど。。)

そのような場合のサンプルとしては、
ここ
6.提案書のフォーマット
http://www.msiocc.co.jp/107business%20planing%20tool.htm


が書き方としてまとまっていると思います。




なお、PowerPointの、新規作成で、「インスタントウィザード」を選んだとき、
セールス/マーケティングの「製品、サービスの販売企画」を選ぶと、これの中間のようなものが出てきます。

それでは、
・表紙
・目的
・顧客から提案された要件
・顧客ニーズへの対応
・費用分析
・優位性
・主な利益
・次のステップ

とありますが、はじめの、「お客さんがある程度提案してもらいたい内容が決まっている場合」でいくなら、、対応は、こんなかんじ

・表紙
・目的  = あいさつ文
・顧客から提案された要件 = 解決すべき課題
・顧客ニーズへの対応 = 解決すべき課題に対する提案 
    (提案しようとしているものの概要)
・費用分析 = 費用と期間 
     (その他、提案を実行するに当たっての条件)
・優位性 = 売り文句
・主な利益 = 売り文句(上とまとめたほうが。。 ^^;)
・次のステップ = おわりのことば

ってなかんじになります。なので、だいたいおなじだけど、ちょっと付け加えたほうがいいかな。




一方、「こっちから提案を仕掛ける場合」だと
・表紙 = タイトル
・目的  = あいさつ文
・顧客から提案された要件 = 世の中の課題とか、儲かりそうな話
・顧客ニーズへの対応 = それに対する提案 
・費用分析 = (売りなら、入れとく) 
・優位性 = 売り文句
・主な利益 = 売り文句。。。が果てしなく続く (^^;)
・次のステップ = おわりのことば

なんだけど、ある程度、具体案があるなら、「顧客ニーズへの対応」の後ぐらいに入れたほうがいいかも。。




ってことなんだけど、実際には、「こっちから提案を仕掛ける場合」は、営業の話なんで、次回から、「お客さんがある程度提案してもらいたい内容が決まっている場合」について、もうちょっとふかく、手順とかを考えてみたいと思います。


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印刷のためサーバー側でPDF出力したくない場合と、クライアントでの出力方法

2007-02-28 13:41:46 | Weblog

 昨日、クライアント側で印刷する話をかいたけど、そもそも、クライアント側で印刷するときに、サーバーでPDFを生成して、それをブラウザから印刷させればいいじゃん!っていう話があると思う。

 そこで、その「サーバー側でPDF出力したくない場合」っていうのをまとめて、さらに、昨日はJavaの話をかいたけど、もっと簡単にできる方法があるので、そっちのほうを書いておこうと思います。




■サーバー側でPDF出力したくない場合

これはもちろん、
1.サーバーにPDF出力の負荷をかけたくない
 →大量の人がアクセスするから

っていうことがあるけど、それ以外にも、
2.FOP(たしかCocoon(きのう、こくーんってかいたやつ)もFOPを使ってたと思うので、それもふくむ)で表現できない場合、なんらかのライセンスが発生する。

 つまり、PDFを直接書き出すライブラリというのは、お金払うものが多いと思う。
 FOPなら、フリーでOKなので、それを使ってPDFにできるが、その場合、制約がある。
 これは、FOPは、

  ・XSLTにより、XMLを指定されたXSLに基づき、FOファイルに変換し
  ・どのように出力するか書かれたFOファイルをもとに
   FOPがPDFやプリンタ出力

 するので、FOが表現できないものには、PDF書き出しが対応できないから。




 で、FOについてなのだが、これは、文字の間(行ではなく、文字レベル)に浮動する枠を入れるケース(割注、縦中横で使う)や、浮動に伴い、枠のサイドに何らかの目印を付ける(マニュアルで、追加箇所のよこに右側に線が入っていたりする、ああいうやつ)ができない。

 最近はできるようになってるかもしんないけど、昔の規定では、規約上なかった気がする。

 ということは、これは、組版エンジンを作成して、それでFOで絶対位置指定をすることになるが、そこまでやるんだったら、昨日のように、Javaでプログラム書いたほうが早い。




 なお、印刷上、PDFで出力を保障するなら、相手方のフォント環境に依存しない、埋め込みによるPDF出力が必要になる。(フォント自体は特殊なフォントを使わない場合には関係ないが、外字は、地名人名などでありえる)

 また、イメージもPDFにいれることになる。この結果、処理は早くても、データ転送に遅いってことはありえる。。っていうか、PDFの場合、プログラムの起動をまってしまうのよねえ(-_-)




 で、逆に、クライアントでやる場合、Javaプログラムで書かない場合だけど、簡単なのは、こんなかんじ。

・クライアントのマシンに、HTTPサーバーを立てる。
 →そうすると、http://127.0.0.1でアクセスできる。かならず
  (ローカルのサーバーのIPアドレスは、そうきまってる)

・そこのCGIでも、サーブレットでもいいけど、そいつが、プリンタから
 印刷するようにする

・ブラウザで、いろいろ入れてもらって、最後印刷するときに、
 印刷ボタンのとび先を、
  http://127.0.0.1/cgi-bin/そのローカル印刷プログラム
 に飛ぶようにする。そーすると、ローカルのHTTPサーバーに行くので印刷できる

これ、HTTPサーバーでなくても、あるプログラムを立ち上げると、ソケットで7777が開いているっていうようにしておけば、とびさきをhttp://127.0.0.1:7777/にしておけば、そのプログラムが呼び出される。

 このばあい、HTTPサーバーをインストールしなくていい(このプログラムをたちあげるだけ)でいいので、こっちのほうが、べんりかもね。。



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