シリーズSugar4.5と5.0の、カスタマイズ上の変更点です。
SugarCRMの、カスタマイズ方法については、以下の3つがあります。
(1)項目名などを直すには、Studioを使う
(2)モジュール追加や、大幅変更の場合
(2-1)SugarBeanを継承しないもの(レポート出力など)
(2-2)SugarBeanを継承するもの
いままで、ずっと説明してきて、前回(2-2)を説明したわけですけど、
そのとき、SugarBeanを継承するものは、5.0からモジュールビルダーでつくるといい
あるよっていう話をしました。
今回は、そのモジュールビルダーの使い方の概要を書きます。
なお、今回の説明はSugar5.0の英語版、それもベータ版で行っている。
実際のものとは、すこし違うかも?しれません。
■操作手順
admin(管理)画面の中に、module Builderというのがあります。
そこをクリックすると、以下のような画面が出てきます
ここからの手順は、以下のとおりです
(1)パッケージを作成する
(2)モジュールを作成する
(3)値などを設定する
(4)Publishする
(5)インストールする
以下順を追って説明します。
■(1)パッケージを作成する
上記の画面になったら、NewPackageをクリックします
そうすると、以下の画面が出ますので、
Nameに適当なパッケージ名(ZIPファイルの名前)を入力して、
「Save」をクリック。
そうすると、以下の画面になるので、New Moduleをクリックして、
モジュールを作って定義します。
■(2)モジュールを作成する
上記の図で、New Moduleをクリックすると、以下の図になります。
モジュール名、ラベル名をいれます。
タブを出すなら、Navigation Tabには、チェックをいれたまま。
次のTYPEですが、basicだと、ほとんど定義されていません。
それ以外のだと、一般的にcompanyに必要な情報や、personに必要な情報など
が定義してありますので、適当に好きなのをクリックします
(四角く選択されるけど、みにくい)
そしたら、SAVE
■(3)値などを設定する
そうすると、以下のような画面になります。
項目について定義したければ、View Feildsをクリックすると、
項目の追加、削除が出来ます。
同様にリレーションに関しては、View Relation,
画面レイアウト(EditViewとかの)に関しては、View Layoutをクリックして修正します。
それぞれの内容については、書かなくても分かると思います。
終わったら、SAVEします。
そして、Saveなどのタブの上にあるTest1(パッケージ名)をクリックします。
■(4)Publishする
そうすると、以下のような画面になります。
さらに、モジュールを追加したければ、New Moduleをクリックして、
「(2)モジュールを作成する」から、繰り返してください。
もう、モジュールを追加し終えたら、「publish」をクリックします。
■(5)インストールする
Publishすると、解凍してくれなくていいのに、解凍しちゃった状態になります。
なので、そのフォルダにあるのをZIPで固めます。
(解凍させない方法もありそうです。よくわかりませんけど)。
固めたZIPを、admin画面にある、モジュールローダーでよみこませると、できあがりです。
ということで、SugarBeanを継承したものも、できました。
めでたしめでたし。
ということで、このシリーズも終わりであります。