ウィリアムのいたずらの、まちあるき、たべあるき

ウィリアムのいたずらが、街歩き、食べ物、音楽等の個人的見解を主に書くブログです(たま~にコンピューター関係も)

大学のソフトウェアを産業界に技術移転する仕組み

2008-02-27 19:00:50 | Weblog

ここの記事
大学のソフトウェアを産業界に技術移転する仕組みの構築を目指して
http://www.mizuho-ir.co.jp/column/science080226.html

を見ての話。


 たとえば、JUMAN茶せんは、大学のソフトが産業界にも使われている例だと思う(Winnyは、たしかに、大学の人が作って、産業界にもはからずも使われているが、大学が、作ったわけではないし、使おうと思って使っているわけではない(従業員が勝手に使っている)ので、ここには入れない)。

 フリーソフトで、「産業界一般でも利用価値の高いもの」でないと、難しいよね!
 お金をとって・・・という場合は、ソフトだけというよりかは、技術そのものの産業界移転となり、これは、ソフトとは別ルートで考えたほうがいいと思う。

 で、フリーの場合は、もし、流通させたければ

  ・産業界一般でも利用価値の高いものであるというストーリーをつくる
  ・sourceforge.jpにおく
  ・プロモーションする

 ということになると思う。

 プロモーションは、展示会出展・プレスリリース・2ちゃんねるにスレを立てる??スラッシュドットたれこみ???ということになり(学会発表では、一般の人には広まりにくいだろう)、特に展示会出展・プレスリリースに関しては、広める手法を確立できそうな気がする。

 sourceforge.jpにおくっていうのは、「登録して、おいてね(^^;)」っていう話になる。

 なので、一番の問題は、「産業界一般でも利用価値の高いものであるというストーリーをつくる」ことだけど、これは難しいと思う。そんなにすぐに産業界に応用できそうなものだったら、博士論文には選ばないだろうし(論文発表前に、産業界で、製品化されてしまったら ^^;)、なので、研究室でも手がけにくい?
 かといって、あんまりにも産業界に遠いものでも・・・ねえ・・。

 とはいえ、この距離感は、いろいろ出てこないと分からないから、
 とりあえず、かたっぱしから、sourceforgeに置けそうなものは、置くんだろうな。
 そーすれば、「それに携わったよ!」ってことで、学生が、就活のときにも、いえるし。

 あとは、プロモーションの方法が確立すれば、そこからだよな。。

 だから、音楽情報処理の展示会をやって、参加者は、初音ミクのねんどろいどですよ!
 (だから、それをやったら、お土産は「ねぎ」だって ^^;)


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オブジェクト指向で開発の最初から最後までの手順例-その48:ビュー(プロセス式・オブジェクト式)

2008-02-27 10:48:49 | 開発ネタ

シリーズオブジェクト指向で開発の最初から最後までの手順例です。

 前回は、ここに示した手順のうち「(5-3)コントローラー」をやりましたので、今回は次の「(5-4)ビュー」です。ただ、ビューは、画面割り、画面遷移のポイントが2とおりあるので、それについてまず、今日は説明します。




■ビューの画面割り、画面遷移のポイント2とおり

 ビューは、古典的には、業務手順に従って作ります。
 業務の一覧があり、ボタンなり、タブなりで選んで、その業務画面を出すというものです。
 これを、仮にプロセス式と呼ぶことにします。

 それに対し、最近、「オブジェクト式」とも呼べる画面があります。
 1オブジェクト(というかクラス)1画面(2画面以上の場合も)とし、
 そのオブジェクトの属性が画面項目となり、メソッドがボタンになります。
 子に関しては、そのオブジェクトに一覧が出ていて、そこから子を選んで、画面遷移します。

 この
    ・プロセス式
    ・オブジェクト式
 の2通りの作り方があります。今回は、両方、概要を説明します。

 なお、プロセス式もオブジェクト式も、便宜上、いま、ウィリアムのいたずらが勝手に付けた言い方で、世間一般で通じる言い方ではありません。




■プロセス式

 プロセス式は、アクティビティ図を基準にして、1アクティビティ1画面とします。
 画面には、そのアクティビティへの入力項目(引数)が並びます。
 (出力項目も、画面項目になることも、もちろんあります)。

 そして、「実行」ボタンがあり、そのボタンをクリックすると、処理が起動します。

 この画面をだすために、メニューあるいは、タブなどが必要です。




■オブジェクト式

 オブジェクト式は、クラス図またはER図+アクティビティ図が基準になります。
 ER図の場合、ER図のエンティティをクラスとして、そのクラスに、アクティビティ図のどのアクティビティが含まれるか、割り付けます。

 「なになに」を、どうこうする(どうこう=アクティビティ)という形の場合、「なになに」部分、すなわち、対象部分を、ER図のエンティティというか、クラスに割り当てると、割り当てやすいと思います。
 ・・・ってことで、結局クラス図を作ります。

 クラス図になったら、そのクラスが1画面で、属性値が入力項目、メソッドがボタンになります。
 ・・・が、メソッドの引数が、画面中になかったら、それも追加します。

 一番親のクラスの画面を出すために、タブやボタンは必要ですが、ある親の下にある子の画面は、上記の親画面に、子の一覧画面をつけて、そこから選んでもらうことも出来ます(受注明細画面にいくのに、受注画面に明細一覧をつけて、そこから飛ばすケース)。

 なお、メソッドが多かったりする場合は、2画面以上になることもあります。
 特に、親が複数個ある場合、(検索)一覧画面をつくって、一覧表示し、そこから、1オブジェクト1画面の詳細画面に飛ばすほうが、きれいです。




ということで、次回は、実際に作る場合のお話です。



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