シリーズ「VDMのお勉強」
前回は、VDMについて、Bと比較して説明しました。
今回は、VDMの種類と、その種類別のツールについて説明します。
■VDMに2種類ある。
VDMに2種類あります。
VDM-SLとVDM++です。VDM++は、オブジェクト指向を加味した拡張なのですが、
VDM-SLとは、文法がちがいます。
なので、前回記述したVDM(VDM-SLの文法で書いている)をVDM++のツールで行うと、
エラーになります。
■VDMのツール
ここ
http://www.vdmtools.jp/index.php
にフリーのVDMToolがあるのですが、それは、WindowsはVDM++用しか無いようです。
(Mac版はあります。なお、前回のは、フリー版ではなく、アカデミック版のVDM-SLです)
ほかのツールでは、Eclipseのプラグインとして、overtuneがあります。
ここ http://sourceforge.jp/projects/sfnet_overture/
からダウンロードできるみたい。
そこのOvertureIde-win32.win32.x86.zipをクリック
保存したZIPファイルを解凍すると、「overture」という名前のファイル(eclipseとおなじアイコン)があるので、それを起動すると、
eclipse同様、ワークスペースをきいてくるので、変えたかったら変えて、OKすると、
Welcomeページが出てくるので、タブの上のXをクリックすと、
eclipseとおなじような画面になります。
そこで、File→new→projectを選択すると、ダイアログから、VDM++(PP)やVDM SLが選択できます。
つまり、このツールは、VDM SLも、VDM++もどちらもエディットできます。
で、フリーのツールで動かないので、申し訳ないけど、
はじめ、VDM-SLのほうから、やっていきます。