yabanjin-soulのTシャツ魂

ロック魂を手描きで表現するyabanjin-soulのたわごと・ひとりごと

映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』

2019年06月04日 | 映画
久しぶりに映画感想を投稿するね。
今回の映画はこれ「ウルフ・オブ・ウォールストリート」。
まずは、配給会社のレビューをどうぞ。

26歳で証券会社を設立、年収4900万ドル(49億円)を稼ぎ出し(もう少しで週給100万ドル(1億円)!)、誰も思いつかない大胆なアイディアと、一瞬にして人を虜にする話術で瞬く間に成功。常識を超えたありえない金遣いで世間を驚かせ、ダイナミックな成功と同じくらいセンセーショナルな破滅の道をたどった<ウォール街のウルフ>と呼ばれた男、ジョーダン・ベルフォート。彼の実話に基づく驚愕のエンターテイメントが誕生!
 
*  *  *

いや~、この映画はたしか18禁映画だったな。
子どもと一緒に観れないな~とずっとレンタルしないで寝かせておいた作品。
子どもが独り暮らしを始めたのでようやくレンタルできた。
 
 

うん、何だろうな、これ。
凄く面白かったのは間違いない。
まるで「セックス・ドラッグ・ロックンロール」ならぬ、
「セックス・ドラッグ・拝金主義」という感じかな。
「ホントに実話なの?」と思わせるようなエピソードばかり。
男も女も「肉食系」の狩猟民族の匂いをプンプンさせるような映画だった。
子どもがいる間はレンタルしなくて正解だったよ(笑)
 
 
 
結局、拝金主義のブローカーの破滅を描いた映画なんだけど、
最後に拾ってくれるのはTV業界、という、
まるでホリエモンそのもののような展開。
まあ、貨幣経済が発明されて以来、
金の魔力に見せられる人間はどこにでもいて、
度を超すと破滅するというのは洋の東西を問わないんだな~と感じたな。
 
 
*  *  *
 
 
しかし、ディカプリオはホントにうまいね。
どんな役柄にもなれるし、
だから、彼自身に変なイメージもつかないんだよね。
そこもスゴイところ。
大概、ヒット作があったりしたら、
そのイメージに引きずられて他の役柄ができなくなったり、
やっても違和感が生じたりするものなんだけど、
彼には、そういうものがない。
それも「上手い役者」な部分なんだろうと思う。
 

彼の上手さは「イカレタ人間」も演じられるのは当然なんだけど、
きわめて「普通の人」も演じられるところ。
意外と「普通の人」の方が難しいんだよね。
しかも「微妙に違う様々な普通のキャラ」を演じ分けられてるんだよね。
これは本当に凄いことだと思う。
 
 
*  *  *
 
 
ちょっと子どもにはおススメできない映画だけど、
イカレタ映画で楽しめますよ。

興味のある方はぜひどうぞ~。


『ウルフ・オブ・ウォールストリート』 予告編

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映画『ウインド・リバー』

2019年03月30日 | 映画
このところ、なかなか皆さんにご紹介できるほど面白い作品に巡り合えなくてご無沙汰してたけど、
久々に胸を打つ作品と出会えたよ。
とりあえずは配給会社の予告レビューをどうぞ

第70回カンヌ国際映画祭 〈ある視点部門〉監督賞受賞
『ボーダーライン』脚本のテイラー・シェリダン監督作
ジェレミー・レナー×エリザベス・オルセン出演!!
世の中から忘れられたアメリカの闇を描いた、
極上のクライムサスペンス。
 
*  *  *
 
いや~、これはおもしろかった。
家畜を襲う猛獣を狩るハンターが主人公のお話。

極寒の地域に追いやられ、
連邦政府の管理外に置かれたような状態で、
事件が起きてもきちんとした捜査もしてもらえないでいるネイティブアメリカンの境遇をベースに、
そこで実際に起きている若い女性の失踪事件をもとにしたクライムサスペンス。
 
 
サスペンスとはいっても、
別に凝った謎があるというわけじゃなく、
あまりにも手掛かりが少ないから捜査が難航するというもので、
ストーリーを書いちゃうとすぐにネタバレしちゃうから何も書けない。

しかも、

派手なアクションが起きるわけでもないのに
ぐいぐいと引き込まれて、ハラハラドキドキとする展開。
 
これは脚本と監督の力によるものが大きいね。
 
 
*  *  *
 

「悲しい出来事をきちんと受け入れなければ、本当に悲しむことすらできない」

「生き残るのは運、不運とかの問題じゃない。生きたいという意思があるかどうかだ」

「彼女はこの雪の中を裸足のまま10Km も走った。あんたが思うよりも充分強い子だった」
 
・・・
 
セリフが少ない中、こういう印象的なセリフが胸に残る。
 
 
人間ドラマが好きでサスペンスも好きな方にはおススメです。

 

 

 

7/27(金)公開 映画『ウインド・リバー』

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映画「未来のミライ」

2019年02月08日 | 映画

このほど、

アニメ界の「アカデミー賞」と言われる「アニー賞」の「インデペンデンス長編作品賞」を受賞した

細田守監督の「未来のミライ」を観た。

 

日本国内では結構酷評で、

興行成績も芳しくなかったし、

「時をかける少女」「サマーウォーズ」「おおかみこどもの雨と雪」「バケモノの子」を見ても

そんなに騒がれるほど?という印象しかなかったので、

きっとそれらよりもパッとしない映画なんだろうな~と期待してなかった。

 

まあ、でもそれが逆に良かったのかもしれないな。

 

映画を見終わっての率直な感想は「今までの細田監督作品の中で一番良かった」というもの。

実際、

これまでは、細田監督の独特なファンタジーの世界観にイマイチついていけなかった自分がいたのだけれど、

この作品では何の違和感もなく入って行けた。

作品のテーマが「自分はいったいどこから来たのか?」というルーツを探る旅でもあったことが、

ボクの好みにマッチしたのかもしれない。

もしくは、

ボク自身、シングルファザーとして子育てに奔走したので

凄く共感できたというのもあるのかもしれないし、

きっといろいろな条件がうまく合わさったんだろうな~。

 

とにかく、「面白くて深い映画」です。

是非とも皆さんにもお勧めしたい!

この勢いで「アカデミー賞」もゲットできるかも・・・

と思わせるくらいの映画のような気がするよ。

「未来のミライ」予告2

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映画『15時17分、パリ行き』

2019年02月06日 | 映画

これは、誰の日常にも起きる現実。巨匠クリント・イーストウッドが、テロの<真実>に迫る【実話】。

『アメリカン・スナイパー』『ハドソン川の奇跡』とリアルヒーローの真実の物語を描き続けてきた巨匠クリント・イーストウッド監督最新作にして新境地。2015年に起きたパリ行きの特急列車内で、554人の乗客全員をターゲットした無差別テロの襲撃事件。極限の恐怖と緊張感の中、とっさに行動に移し阻止したのは、ヨーロッパを旅行中だった3人の心優しきアメリカ人の若者たちだった。なぜ名もなき男たちは、死に直面しながら命を捨てる覚悟で立ち向かえたのか!?

*  *  *


これが配給会社のレビュー。

最近は実話をもとにした映画をよく見るんだけど、
この映画はなんと実際にテロの被害にあった人たちが出演している。
この徹底的なリアリズムの追及に感服する。

英語が母国語じゃないから演技が上手いかヘタかも分かんない(笑)
けど、だからすんなりとお話の中に入って行けた。

意外とテロ場面は少なく、
テロリストを制圧した3人の米国人がどのように育ち、
どのような生き方をしているのかを追っている。
つまり、
テーマは「テロとの戦い」ではなく、
「どのように生きるか?」というもの。

いいね~。
さすがイーストウッド監督。

そういうテーマが好きな方にはおススメの映画です。

 

 

映画『15時17分、パリ行き』本予告【HD】2018年3月1日(木)公開

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『(500日)のサマー』

2019年01月14日 | 映画
今週はこれ。「(500日)のサマー」。
まずは配給会社のレビューをどうぞ。
*  *  *
恋を信じる男の子と信じない女の子の、
ビタースウィートな500日ストーリー。
サマーに恋をした、
最低で最高の500日。
建築家を夢見つつ、グリーティングカード会社で働くトムは、ある日、秘書として入社してきたキュートなサマーに一目惚れしてしまう。トムは運命の恋を夢見る男の子、一方サマーは真実の愛なんて信じない女の子だった......。好きな音楽をきっかけに意気投合し、いいムードになった二人。そんな中トムは、サマーに対して「彼氏はいるの?」と聞くと、サマーの答えはノーだった。恋愛と友情の間に果てしなく広がるグレーゾーン。人を好きになるって、どうしてこんなに楽しくて切ないんだろう。誰もがまた恋したくなる、二人の(500)日がはじまる!
*  *  *

いや~これはおもしろかった!
映画の最初に入るナレーション「これはラブストーリーじゃない」で
ん?っと思わせ、
最後にはそれが十分納得できる映画。
 

日付がランダムなので最初は戸惑うけれど、
なんだか人の日記をぺらぺらとめくって読んでいる感じがして
それはそれで楽しめたしね。
これは本当に脚本と編集の成果が大きい。
 
 

途中、ディズニーばりの歌って踊るシーンもあって
本当に楽しめる映画です。
気楽に見る映画をお探しの方には
是非ともおススメします。

 

 

 

『(500日)のサマー』好評レンタル配信中

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