ストーンズの「イッツオンリーロックンロール」
っていうアルバムの中の曲、
「イフ・ユー・レアリー・ウオント・トゥ・ビィ・マイ・フレンド」をモチーフに。
「俺のホントの友達になりたいのなら
俺の背中に爪を立てないでくれ。
俺を利用するのはやめてくれ。
ほんのちょっとの信頼があれば
俺たちは本当に理解しあうことが
できるはずだ・・・」
異性に向けて歌っているようにみせて、
実は、ギタリストのキースリチャーズに
歌っているという噂があるけど
考えてみれば、どんな関係にも
この歌は当てはまると思うよ。
この世の中は、足の引っ張り合いなんて
日常茶飯事だし、
自分のことしか考えてない人たちの
なんと、多いことか・・・。
もちろん、ちゃんと考えてる人も多勢いるんだけど
少数のそういった人たちのおかげで
ずいぶん、不安にさせている気がするね。
「キミが調子がいいときは押し上げて、
調子が悪いときはひっぱり上げてやりたいんだ。
愛は嫉妬からは決して育たない。
愛は理解しあうことでしか、
思いやることでしか、生まれてはこないんだ。
キミの本当の友達になりたいんだよ。
本当に本当に心から
キミを愛しているんだよ」
エンディングにむけて、
ミックが語りかけるようにシャウトしているのを聴いて、
ホント、鳥肌が立ってくるよ。
「俺の友達になりたいなら」なんて
ちょっと、恩着せがましい感じだったのが
実は「俺は、キミの友達になりたいんだよ!」
って思ってたっていうのがいいよね。
6分以上ある曲なんだけど
最後まで飽きさせない、
名曲だと思うよ。
ボブマーレーの曲でこんなに
曲も詩の内容も明るい曲なんて
珍しいよね!
「アメリカ人の魂を持ってるドレッドヘアの
バッファローソルジャーがいた。
アフリカから、アメリカにさらわれてきて
生き抜くために戦った。」
つまり、アメリカの心は
アングロサクソンじゃなくて
自分たち(バッファローソルジャー)なんだ
って歌ってる。
この曲は、ボブマーレーの勝利宣言の
ような気がするね。
表向きはアングロサクソンが支配しているようにみえるかもしれないけれど
俺たちはやられちゃあいない!
逆に、こんなにも生きる力にあふれ、やる気に満ち溢れてるぜ!ってね。
ほんと、どこかの国じゃあないけど、
どんなヒドイ状態でも「将軍様、万歳!」なんて
思う意外選択肢がないなんて
とても、悲しいことだと思うよ。
第2次大戦前の日本もそうだったみたいだしね。
いま、また、そんな感じに変えていこうとする動きが見られるから
みんな、気をつけといたほうがいいよ!
「美しい日本」なんて、ちょろまかしいフレーズを使ってね。
自分の親が嫌いな人なんていやしないさ!
でも、ひどい仕打ちをする親はやっぱり嫌われちゃうよね。
「子どもは、自分の親がどんなヒドイ人でも、好きにならねばならない」なんて
それは、親の傲慢な気がするよ。
それとおんなじように
「愛国心」を教育しなきゃダメっていうのは
どこか変な気がするね。
好かれたいなら、
もうちょっとやさしくしてあげないとね。
オーティスも歌ってるよ。「トライ・ア・リトル・テンダネス」ってさ。
無理に押し付けると、どこかがゆがんでくるよ。
でもまあ、もしかしたら、政治家(支配者)からみると
どこかの国は理想郷に見えるのかもしれないけどね・・・