想像してごらん 天国はないって
やってみれば 簡単だ
下のほうには 地獄もない
上には ただ空があるだけ
想像してごらん すべての人々が
ただ 今日を生きてるだけだって
想像してごらん 国境なんてないって
そんなに むずかしいことじゃない
殺すことも 犠牲になることもなく
宗教すらもない と
想像してごらん すべての人々が
平和のうちに 暮らしていることを
夢想家だって思うかもしれない
だけど ボク一人じゃない
いつの日か キミも一緒に参加してくれたら
そしたら 世界はひとつに なれる
想像してごらん 所有なんていう考え方なんてないって
もしも そう思えたら すごいよ
ガツガツして生きる必要もなく
ヒトはみな兄弟だ と
想像してごらん すべての人々が
すべてのものを 分かち合って生きている世界を
キミは夢想家だと笑うかもしれない
でも ボクは 一人ぼっちじゃない
いつか キミも ボクらと一緒になれば
世界は ひとつになって 生きていける
</object>
YouTube: John Lennon - Imagine
追記************
以前はこの曲を聴いても
「みんな一緒にそう思えるなんてありえないよね・・・」なんて思ってたが
最近はちょっと違う印象を受けております。
想像したことを現実にできるかどうか、を問題にしてるんじゃなく
ジョンはこの歌を通して
『「想像すること」それ自体が大事なんだよ』と伝えたかったんじゃなかろうかという、ね。
自分の理想をより具体的にイメージすることによって
それに向かって前向きに生きていけるじゃない?
その理想が現実になるかならないかは別にして、とにかくその目標があるから前向きに取り組める。
そういう生き方をしていこうよ、というメッセージなんじゃないだろうか。
ビートルズ時代の『レボリューション』という曲で
基本的に暴力は反対だが状況によって判断も変わる、ということを
「破壊活動だったらオレは抜ける、いや入る」と表現したのをみるとわかるように
彼は実はきっと筋金入りのリアリスト(現実主義者)だったんじゃないかと思うよ。
そういう意味で改めてこの曲を聴きなおすと
この曲の良さがジ~ンと心にしみわたってくる。
あんまり好きじゃなかったけど
みんなが「名曲だ」という意味がようやくわかった気がする。
遅まきながら
今では心の底からジョンの最高傑作のひとつだと感じてるよ。