高齢者支援と子ども支援を二者択一で論じて
「少子化は子どもより高齢者を優遇するから」という論調を展開する人がいるんだけど、
誰しも年は取るんだから「高齢者は切り捨てろ」じゃ未来に希望なんてないよね。
そもそも「二者択一」にしているところがオカシイ。
予算の配分のでたらめさをまずは論じるべきだよ。
少なくとも「一般会計」の約3倍もある「特別会計」の見直しから始めなくちゃ。
これを放置している時点で議論になりません。
その次に、税制についても議論が必要になるでしょうね。
↑このグラフを見ても分かるように
大企業の利益が上がっているのに法人税が横ばいということは、法人税率が下げられているという証拠です。
この状態を放置しているから「内部留保」がなんと500兆円!にも達してるんです。
これ、どういうことかって言うと、
市場に流れるはずの通貨が大企業に滞ったままになってるということ。
「好景気」って言うのはどういう状態なのか?っていうと、
「たくさんのお金が国内市場に出回って各個人の財布から財布へと動き回っている状態」なんですよ。
国家予算の5倍ものお金が大企業の懐で滞ったままになってるんだからそりゃ好景気になるはずも無いんです。
お金が滞ってたら、お金の存在価値そのものがなくなってしまうんですよ。
そうなったら「ハイパーインフレ」になるのも時間の問題。
そうならないようにするのが国の役目。
富裕層や大企業の懐に滞っているお金をどうにかして市場に引きずり出してうまく循環させなくちゃいけないんですね。
それと真逆なことをやっているのが安倍内閣。
これだけでも政権交代させなくちゃいけない理由になるでしょ?
連中は「公平」という言葉を使うのでこういう表現になってしまうけど、
本来の公平は右の絵のようになってなくちゃいけないんです。
これこそが「公平な分配」。
彼らは言葉すらもぶっ壊しちゃってるんだよね。
まあ、最初の話題に戻るけど、
「高齢者にも子どもにも充分お金をかける国」
↑
少なくとも私はこういう国に住みたいけどね。
これに反対する人はどういう人なんだろうね?
きっと、
「今だけカネだけ自分だけ」が身に沁みついちゃってる人なんだろうな~。