この曲は、アフリカの解放を願うアルバム「サバイバル」の中の曲で、
ボブマーレーの曲の中で、最も好きな曲の
ひとつなんだ。
静かな曲調の中に、
熱い想いが込められてて、
淡々と歌う分、
さらに、その想いが感じられる名曲だね!
タイトルだけみると、
あまりにも直接的なんで
ちょっと引いちゃう人もいるかもしれないけど
聴いたことがない人は、ぜひ一度
聴いてみることをお勧めするよ。
「子供たちに本当のことを伝えよう」と切々と歌うボブの姿に
心が揺さぶられて、とても心地いいんだ。
ボブの歌ってる事は別にアフリカに限ったことじゃなくて
世界中のあちこちにもみられるし、
形は違えど、この日本にも
いたるところに存在して
ボクたちを苦しめてる気がする。
きっと、「バビロンシステム」は人類の続く限り
なくならないんだろうなあ。
汚れてしまったボクにはあきらめ感が
漂っているんだけど、
ボブは、死ぬまで、理想を追い続けることができたんだろうね。
コアなストーンズファンには
それほど評価が高くない「イッツオンリーロックンロール」だけど
それはなぜなんだろう?
あまりにもベタなタイトルのせいか、
勢いが大事なロックンロール調の曲なのに、少しタルイ感じがするせいか。
もしくは、歌詞がちょっと、ロックビジネスを揶揄してるせいなのか・・・
歌詞から考えるに
ミックはほんとにバンド活動をビジネスと
ドライに割り切って考えてる感じがするね。
んで、「それが大好きなんだ」って
宣言してる気がするよ。
でも、その考え方がストーンズが今まで活躍できた要因な気がするね。
ブライアンジョーンズやミックテイラーは
その考え方になじめなかったんだろうなあ。
表現活動をしてる人はなかなか
こういうドライな考え方はしないだろうからねえ。
表現活動って、自分の生き様をさらけだす行為だから
ほかの人が商売道具としてしか見てくれないなんて
我慢がならないと思うし、
商売と考えるなんてすごく
カッコ悪いって考えると思うんだ。
この曲は「それで何が悪い?」って
ビジネスと表現活動は両立できるって宣言してる曲だと思うよ。
ボクは、そんな所も含めて
ストーンズが大好きなんだよね!
「芸術」なんていうと、ちょっと堅苦しい感じがするけど
「アート」や「デザイン」、「イラスト」っていうと
お気軽な感じがするよね。
音楽も「交響楽」だと、型にはまってないと
認められない感じがするけど
「ポップス」や「ロック」だと
何でもありな気がするんだ。
んで、タイトルの答えは
「ラクガキ」だって「アート」でしょ!てなもんですよ!
何でもそうなんだけど、
「イイモノ」か「ダメ」かは
どこかのお偉いさんが決めるもんじゃなくて
観たり、聴いたり、描いたりした人が
「良い」と思えば、それでいい気がするんだよね。
だから、それが「ラクガキ」でも
「いいな」と思う人には、「アート」と呼んでも
「デザイン」でも「イラスト」でも
いろんな呼び名があるけど
それでいいと思うんだ。
結局、ジャンル分けなんて
検索するためのひとつの手段でしかないからね。
自分の気持ちを表現できたモノであれば
それが、それこそが「芸術」なんだとおもうよ。
岡本太郎さんも「芸術は爆発だっ!」
っていう名言も残してくれてるしね。
と、いうわけで、ここで一言、言ってよござんすか?
「ラクガキ」は「ロック」だあっ!
今回はボブマーレーのラブソング
「サティスファイマイソウル」
「お願いだから、
ボクの船を揺らさないでくれ。
この、ちょっとした動きに敏感に反応するんだ」
「ボクに何をしてるのかキミは気付かないのかい?
ボクはキミに包まれてすごく幸せだ」
なんてくだりの詩から
ボブもヤラシイ事考えるんだ、なんていう人もいるけど
それも愛の表現の一つだと思うし、
すごく自然な感じがして、
ボクはとても好きだね。
逆に、こんな気持ちになった事、まったくないっていう人のほうが変な感じがするけどね。
実際、好きな人と抱き合ったら、この歌と同じような気持ちになれるしね。
性的な欲望だけの歌じゃないって事がわからない人は
きっとまだ、本当に好きな人とめぐり会ってないんじゃないのかな。
この頃のボブマーレーは堕落してるなんて言う意見もあるけど
ボクは、ボブのこんな曲も、メッセージ色の強い曲も
どれもみんな大好きだね。