まだ見極め途中の溝(容量環?)に対する仮設だが、HFB-20@14MHzでは一応仮説に沿う結果(溝に巻き付けたテープ系@誘電体?が少ない場合にf0が低くなる。)となった。そこで、ほぼ同じ条件をHFB-40でもやってみることにした。
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■測定条件など
・モービル :シエンタ+天井にシステムキャリア
・アンテナ地上高:実測で約1.8m
・アンテナ基台 :パイプ基台(COMET_RS-215)+自作パーツ
・同軸ケーブル :7MHz用アンテナチェックケーブル
・アース :接続ケーブル長=150mmに加工したマグネットアース(第一電波_MAT50)
・測定器 :アンテナアナライザー(COMET_CAA-500)
・その他 :帯域はSWR≦1.5の範囲、ねらいf0=7.117~7.125MHz付近
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まずは現状把握、今春にUPした記事(シエンタ用に1回目の調整)の状態で測定。結果はf0=7.085MHz、SWR≒1.00、Z≒48Ω、帯域=7.054~7.116MHz(7.085MHz±31kHz)であった。アンテナの状態は変えていないので、この今春f0-35kHzの差はMAT50×2枚の影響と判断する。
次に、一旦テープ類を全て剥ぎ取り、防水を要する所はなるべく巻き数を抑えて自己融着テープ&布絶縁テープを巻き直し、溝部は底面だけ布絶縁テープのみをハチマキ状に貼り、両端面には何も貼らないようにする。それと、他の銀色の面は、布絶縁テープのみ貼り付ける。また、エレメントは作業時間が確保できなかったので、調整終了後に布絶縁テープを貼り付けることにした。
この状態で測定した結果、f0=7.115MHz、SWR≒1.02、Z≒50Ω、帯域=7.085~7.145MHz(7.115MHz±30kHz)であった。更に5kHzほどf0を上げようと思い、エレメントをスライドで3mm詰めて測定。結果はf0=7.122MHz、SWR≒1.02、Z≒50Ω、帯域=7.092~7.152MHz(7.122MHz±30kHz)になったので作業終了とした。
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今回はMAT50×2枚と溝に巻かれたテープ類という、2つのパラメーターに変更があったため、これまでの結果と単純比較できない状況になっている。ただ、いずれもホイップアンテナの実長が短くなる傾向のパラメーターであるため、結果が変わる方向性は予想どおりになっている。
本当は、1つのパラメーターのみを変えた条件で順番にやって対照実験を成立させたいところだが、時間の都合で割り切って仕切り直しモードで進めている。今は9月中に最低限度のアンテナを立ち上げ終えることを目標に、時間を見つけて残りのアンテナの調整を進めていきたいと思う。
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