自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

花も終わって・・・フジカンゾウ

2008-10-26 17:58:00 | お散歩
フジカンゾウ[藤甘草](マメ科)
9月に花を咲かせていたフジカンゾウも、こんな姿になっていました。
フジカンゾウは、ヌスビトハギ属に分類されるヌスビトハギの仲間です。
その果実は、節果といって、裂開せずに1種子単位に横に切れます。「ハギ」と付きますが、いわゆるハギの仲間ではなく、このように果実が分節し、先にかぎ毛の付くことが特徴となります。
この林の中を動き回る動物はいるのでしょうか。人間以外の動物に引っ付いて、この果実が散布されることを祈ります。

10月中旬 横浜市内にて 
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これも野菊・・・カントウヨメナ

2008-10-25 22:02:00 | お散歩
カントウヨメナ[関東嫁菜]
(キク科)

関東以北の山野の道端や水際など湿ったところに生える多年草。
葉は対生し、披針形~卵状長楕円形で鋸歯縁。7~10月、淡紫色の舌状花を持つ頭花を咲かせます。総苞片は3列でゆるく覆瓦状に並びます。
冠毛の長さは0.25mmと短く、そう果は長さ2.5mmほどになります。
この花は、林際を流れる小川沿いにいくつか咲いていました。たぶんカントウヨメナでよいと思うのですが、あまり自信はありません。
はもようさんの「公園おさんぽ日記」中の記事を参考にさせていただきました。
これがカントウヨメナの総苞です。
この花序を包む、多数の鱗片状の葉のことを総苞といい、個々の鱗片を総苞片と呼ぶそうです。

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こんな実がなる・・・ムクノキ

2008-10-24 17:42:00 | お散歩
ムクノキ[椋木](ニレ科)
身近な山野に生える雌雄同株の落葉高木。
以前にも載せましたが、秋に黒熟する実は食べられるそうです。
でも、この木も樹高がとても高く、実を手にすることはできませんでした。
撮影中にガサゴソと音がしていたので、よく見てみると上の方でキジバトが実を食べているところでした。
ひとの気持ちも知らないで、ゆっくりとその味を楽しんでいるようでした。
10月中旬 横浜市内にて 
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匂い良き草・・・ハッカ

2008-10-23 19:06:00 | お散歩
ハッカ[薄荷](シソ科)
湿地に生える多年草で、葉は柄のある長楕円形で、縁には鋸歯があり対生します。葉の裏面には腺点があり、全体に芳香があります。
8~10月、上部の葉のわきに、こんな淡紫色の唇形花を輪生してつけます。花冠は4裂し、上唇の先は2裂、蕚は5裂します。
ハッカ油やメントールの原料となりますが、私の好きな香りのひとつです。
このハッカは、昨日載せたミゾソバが群生していた水辺の外れに生えていました。葉を軽く揉んで匂いを確認してみたのですが、やっぱりいい匂いですね。しばらくの間、手に残ったその匂いを楽しみました・・・・・
10月中旬 横浜市内にて 
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水際にて・・・ミゾソバ

2008-10-22 23:01:00 | お散歩
ミゾソバ[溝蕎麦](タデ科)
ようやく花の開いたところを撮ることができました。水辺などで出会う機会も多いのですが、よく見るとかわいい花ですね。
以前にも載せましたが、葉の形から「牛の額」という別名もあるそうです。
1枚だけ葉が写っていますが、なんとなく分かるでしょうか。
これも秋の花のひとつです・・・
10月中旬 横浜市内にて 
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