間に合うか・・・

ハナイカダ[花筏]（ミズキ科）
5月の初めに小さな実を付けていたハナイカダ、そろそろ熟していないかと見に行ったのですが、この時はまだ早かったようです。
葉の中央にちょこんと乗った実、可愛いですね。
葉縁にある鋸歯の先が針状に尖りますが、その様子がわかるでしょうか。
7月も半ば、梅雨はまだ明ける気配がありませんが、そろそろハナイカダの実が熟す頃でしょう。
その様子を見て、味見もしないといけません。

６月下旬　横浜市内にて

季節の花に・・・オオバジャノヒゲ

オオバジャノヒゲ[大葉蛇の髭]（キジカクシ科）
林床ではこんな花が咲いていました。
オオバジャノヒゲです。
その名の通り、ジャノヒゲよりも葉幅が太く、全体的に大きいです。
ここでは、いくつかの株が集まっていて、それぞれ花を咲かせていました。
このあと、ジャノヒゲよりも地味な実が付きます。
久しぶりにその様子も見てみたいですね。

2017年の花

６月下旬　横浜市内にて

未熟な実・・・ワニグチソウ

ワニグチソウ［鰐口草］（キジカクシ科）
林の中でワニグチソウが、まだ緑色の実を付けていました。
5月に花を見た所とは、別の所で出会ったものです。
今年は新たにワニグチソウを数カ所で見つけました。この場所は、その一つです。
花を観察したワニグチソウには、苞は残っていましたが実は付いていませんでした。
初めて観察したのでよくわかりませんが、結実率が悪いのですかね。この株も上の方には、苞だけが残っていました。
このあと熟した様子も観察してみたいです。

5月の花

６月下旬　横浜市内にて

季節の花を・・・

ヤブカンゾウ[藪萱草]（ススキノキ科）

お寺の脇の斜面で、ヤブカンゾウの花と出会いました。
3株ありましたが、どれも綺麗に花を咲かせていました。
こうして離れて見ると綺麗に見えますが、近づくとアブラムシがたくさんついていることが多いです。
このヤブカンゾウも例外ではなく、アブラムシの姿が認められます。
白っぽく見えるのは、ロウ物質に覆われているからだそうです。
花の周りには、こんな昆虫もいるのですね。

2019年の花

６月下旬　横浜市内にて

ムラサキな花・・・

ムラサキニガナ［紫苦菜］（キク科）
久しぶりにムラサキニガナの花と出会いました。
図鑑では、草丈が～120cm位と書かれていることが多いですが、このムラサキニガナは私より高く、見上げるようにこの花を撮りました。

ムラサキニガナを訪れていたのは、私だけではありません。
これはヒラタアブの仲間でしょうか。蜜を吸っているのか、花粉を食べているのかわかりませんが、夢中になっていて私がカメラを向けても逃げるそぶりは見せませんでした。

花序には疎らに花が付きます。
既に冠毛を付けた果実の姿も見ることができました。

全体の様子です。
大きくてすべてが入り切りません。
以前にも載せましたが、茎につく葉は上部と下部で形が異なります。
下部の葉が辛うじて写っていますが、特徴のある形をしています。