自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

ホタル旅

2007-06-17 12:56:16 | Weblog
 第40回全国ホタル研究大会鳥取大会に参加した。全国から約200人の参加。
メンバー表から見ると遊び旅風の人も見られるが、部会別勉強会では真剣で知りたい情報がどんどん入ってくる。
先ず私の旅は地図でみると北東に進み、智頭という町を経由して車で鳥取へ移動。



ホタルの大会は鳥取市長の挨拶で始まった。



ここからは少し専門的になるので、イヤなら左眼から右眼を抜けて脳へすすまないように!
 ホタルがお金を得る手段になったり、人集めの手段に使われることが多くなっている。
そのために業者が7万頭の成虫を育て、1匹@300で出荷している事例もある。
ホタルの遺伝子を研究している方から見ると固有種を守る為には移入して欲しくない意見が多い。
イヤだと言っても人の都合でホタルは旅を強要されてとんでもないところで離される。
例えば関東型のホタルは4秒間隔、西日本型では2秒間隔でパット光る。
交雑したらどうなるか!





ホタルの美しい姿に戻って勉強して見よう。


ゲンジボタル赤い部分に†が見られる



平家ボタル赤い部分にⅠを太くしたような黒が見られる



ゲンジボタルのオス お尻が2節光る



ゲンジボタルのメス お尻は1節だけ光る

余談の勉強会を閉めて、

山陰鳥取ホタル旅のお仕舞にしたいが、日本トップクラスのホタルの舞を
今回の勉強会、観察会のお礼をこめてオウチ公園のホタルを紹介しておきたい。
ここのホタルは川から高い杉の木に向かって上に飛翔する。
全国でも多くないホタル飛翔風景で鳥取の人は幸せだ。
「とっとり蛍の会」の皆さんありがとう。





おまけの風景。
以前イギリスで見た風景みたい、
今健康に良いラッキョの収穫時期、その場面を見ながらホタル旅は終わる。