自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

廉塾 管茶山

2008-02-27 12:19:42 | Weblog
 江戸時代飢饉が何回も起きているが
天明の飢饉もその一つに数えられる。
その頃すでに管茶山先生が塾を経営し、
「日本外史」の著者でもある頼山陽先生が塾頭として活躍している。
現在神辺には管茶山顕彰会が
会報の発行3月1日付けで18号やポエム絵画展は15回目が開催され
出品は福山市、府中市の小中高から3376点もある。
その会の会報に茶山先生の漢詩「蛍七首」の一つが解説してある。



神辺でホタルと名がつけば少しだけ名前が知られた堂々川にも問い合わせが来る。
その会報に「黄色い光に魅せられて」という題のエッセイが載っている。
書き出しとお終いを下記に少しだけ載せてみる。
「山端に沈む太陽と夕焼けが綺麗と思うような年代になった。その夕日が沈んで一時間ほどすると暗くなる。・・・中略・・・管茶山先生が江戸の昔眺めたであろうホタルが飛んだのである。そこには黄色い光に魅せられた人たちがいた」

すでに何回も紹介しているが「国の史跡廉塾」の風景である。









ここの中を流れる川に江戸の昔はたくさんのホタルが飛んでいた。
この廉塾の川に昨年の6月、地区の人たちが努力してホタルをとばしたのである。





川の流れを見てもらえばホタルの住む環境は整っている。
やや汚れている気もするが水はOK、
川の中には藻が生えており餌のカワニナも放流され生きている。
岸にはホタルの幼虫がもぐれる土もある。
昨年飛んだから今年はどうかと雨に中、川に入ってみた。
ホタルの隠れる石等がなくなっている。
少し気がかりにはなったが昼間に幼虫を見つけるのは難しいから
期待だけ残して岸に上がった。

この廉塾表はボランティアの方の努力で綺麗であるが!
世の中には表があれば裏がある。
いつかばれることだからここで紹介する。
すぐの裏手は高屋川。



この裏からの風景を汚いと見るか歴史の重みが残っていると見るか
人それぞれだと思う。



政治を裏から見るとここと同じだと見るのは私だけだろうか。