自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

無常な雨

2008-04-17 19:38:15 | Weblog
太陽を隠す雲から雨がポツリポツリ
強くない雨はホタルの上陸には最高の贈り物である。
その夜16日の21時頃ホタルの幼虫がポツリポツリ上陸開始。


距離をまちがえたカメラのせいでボケ気味

草むらで光る幼虫

懐中電灯で照らしたら丸くなった


その上陸地点も夜半の強い雨で水溜りが出来ている。
どこあたりの土にもぐったか。水を被って呼吸が出来なくなってはいないか心配だ。



この時期の雨は綺麗を見せてみどりを育むが


国の有形文化財堂々川最大の6番砂留
日本最大級の砂留でもある


咲いた花を散らして去って行く。
ソメイヨシノは散り、山桜が咲くそばでツツジの花が色あせている。



松くい虫に枯らされた松のてっ辺では
カラスが「アホー、アホー」と全身を使って鳴いている。
同好会のメンバーと土砂の流出が多いので川の流れを多少変えてみた。
雨の中の作業だったからカラスが馬鹿にしたのだろう。


水の流れは速い

砂留の間から水がほとばしる
珍しい光景だ

このあいだからの雨で砂留が大きく崩れている


かなり前、ある県議さんに視察依頼をメンバーがされたようだが
忙しいから後で行くとの回答をもらって以後の経過はわからない。
早く修理すれば安く済むものを放置すると大変なお金になる。
これも税金から支払われるか。
雨も無常、人の心も無常と考えるときがある。

利休梅の花が満開であったが
この花も無情の雨に美を奪われた。