自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

平家ホタル

2008-05-30 12:25:59 | Weblog
 男だったら一つに賭けるかけてもつれた謎をとく・・
百舌鳥が巣つくりを始めている。



そんな5月の晦日前
堂々川ホタル(平家ボタル編)の物語が始まる。



昼間、前日採取した種ボタル、メスが多すぎたので川へかえしに行く。
そこにはセキレイがいて歓迎してくれた。
(今日のセキレイは面白い?ー尾も白いが3度目の登場はやりすぎかー)



来年3000匹を堂々川で光らすプロゼクトを始めているが!
自然だけに孵化を任すと天敵や他のいたづら好きが
卵を食べたり壊したりして、孵化率を大幅に下げるから孵化の手伝いをする。
ここで学習
ホタルの雄と雌の見分け方 
左が雌(お尻が1節だけ黄色に光り、1節は赤色)右が雄(2節光る)
卵を産ますには雌1匹に雄3匹を一つの籠に入れるのが理想だそうだ。
そんな理由で取り過ぎたホタルを堂々川の元の場所へ返却する。
ちなみに今年はメスが多い。多分餌が豊富だから雌が多いのだろう。


飼育籠、これで約400匹の孵化が可能?


夜になりホタルの乱舞が始まった。
気温が20度を超えているから気持ちよく飛び、這い回っている。



オスもメスも乱れて光る。
乱れすぎて楽しんで、ついに子孫繁栄活動に入る。





そしてこの場所で飛沫がかかる日陰の苔に卵を産む。
わずか1週間か10日の命を精一杯生きる。

名前の知らない外来の黄色の花の咲く堂々川



平安の古から光り続けた平家ボタルよ外来種に負けないでがんばろう。


このホタルが平家ボタル


今日の学習でホタルのもつれた謎がかなり解けた。

銭形平次が投げたのは安い一文銭だろうがこの時代には黄色の山吹色に輝く大判小判が光っていた。
現代の乱れた環境をこの平家ボタルの光が直してくれたら、大判小判以上の価値がある。
自然を尋ねる人はそれを期待して小さな光を投げている。

今日の勉強
平家ボタルと源氏ボタルの見分け方。
頭に見える部分に赤色が見える。その真ん中に黒い筋が入っているがこのⅠを太くしたように見えるのが平家、この†を太くしたのが源氏と思えば良い。