自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

ミニ88ヶ所

2012-02-04 14:36:56 | Weblog
神石高原町ではー15℃の二ユースもある寒い朝
川では平家ボタルの住む水たまりはコチンコチンで真っ白
ヒッカチン(ジョウビタキのこの地方の呼称)が飛んだが証拠は残せず
山ではショート(ホオジロの呼び名)が春の声を練習している。


川は凍結(暑さには弱いが寒さには強いホタル)

まだ綺麗な声が出るまでには先は長い


鳥を探して山に登って見た。

1841年頃、天保年間に飢饉が続き庶民は心のよりどころとして
四国88ヶ所に倣い多くのお寺にミニ88ヶ所を作った。
この地にも唐尾山国分寺88ヶ所が作られた。
現在でも残っており最近整備されたその道を歩いた。


77番

戦国時代の山城、茶臼山城址


このあたりで標高70mぐらい。
さらに登ると古墳の中にお地蔵様が祭られている。
このお地蔵様に番号が付いており、四国のお寺さんの同じ名前がついている。
つまり何番とお寺名が同じ





雪がまだ解けていない

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さらに登れば接待堂がある



その脇を登れば頂上付近、そこから見る山は岩ばかり。
不安定な自然の姿、大雨や地震が襲ったら大変なことになる。



頂上は石鎚神社がお祭りしてある。四国から分祉されたものだ。
ここから南を見れば人口4万人強の神辺町の中心。


このあたりの最高地点約200m

神辺の市街地


ここからは下りになり
その下方には伝承されている貝塚がある。
神辺が吉備国の時代(吉備の国が3つにわかれて備前、備中、備後)
このあたりは穴の海と呼ばれていた。
ただし現在の調査ではここが海である証拠は何もない。
淡水湖と判断する学者が大多数である。
しかもここは安那群と呼ばれていた。



と言うことから安那=やすなORあな
どちらに読んでも間違いではない。