自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

徒然蝶

2015-03-28 21:19:46 | Weblog
どこで間違ったかわからないが忙しい。
午前中、ある記者さんの紹介で広島県絶滅危惧認定の方が堂々川へ来訪。
広島県東部ではカスミサンショウウオの生息確認が少ない。
調査に協力して欲しいと言われるといやでもハイと答えてしまう人がいる。
がそのおかげで又新しい知識を習得した。
カスミが住む場所へ案内、5ヶ所を探索した。
断わっておくが堂々川本流には住んでいない。






5箇所の内3ヶ所で発見、メス親に換算して13匹分を発見。
親は見つからなかった。おやおやの駄洒落は使えない。
さすがプロの方だ。私が見のがしていた所でも見つける。
彼らの生息域、習性、絶滅に向かっている理由等教わった。
1昨年見つけた場所へ車で6分程移動した。西清水川。
カスミはカスミの彼方らしく見つからなかったがホタルの幼虫を発見。


もういつ上陸してもおかしくない


(ホタルの知識を一つ・・ホタルの胴体の部分に白い足のようなものが
見えるがこれが「えら」である。このエラ8x2あるが川の流れがないと
酸素の取り入れが出来ないと言われている)
次の雨の降る夜19時過ぎには上陸を開始するだろう。

カスミの仕事は9時から12時で終了。

お昼14時から私がお願した歴史探索がある。
蝶と一緒に行くことにしていたがカメラが手元から落ちてレンズが壊れた。



シャッターが切れない。と言うわけで蝶はあきらめた。
山の中も春、春ランが咲いていた。
ランラン気分のはずがレンズの事で憂鬱である。


鶯が鳴く。カメラを向けたらシャッターが切れた
でもピンボケ

レンズををたたいたら春ランは撮れた


岡山県と広島県の境、つまり備後と備中の境
山の中ではあるが尾根上にある石に国堺と刻印がしてある。
それも3個の石に!




そしてこの場には冬至の朝にみられる太陽、この割れ目から光りが登る。


この裏側にはお月信仰の月が刻印してある


忙しいことだ。徒然ならのんびりが相場だが今回は結構忙しい。
案内していただいたのは「消渇神社」


一人でここまで来いと言われても
多分無理だと思う山の中


消渇神社。消渇とはよくわからない。
糖尿病の事とか婦人病の事とかよくわからない。
しかし、御利益があるのだろう多くの人が訪ねるという。


この案内板を見て欲しい

昭和20年以降名前を変えていた証拠が残る
鳥居に刻まれた名前消してある


案内板をよく見ると藤井能登守皓玄の名がでる。
我が地の神辺城を杉原盛重から瞬間的に謀反を起こし乗っ取った武士だ。
下剋上の時代か!杉原理興の旧臣であった。

のんびりのはずがかなり急いだ4時間だった。


我がテリトリーまで帰った時には
夕日が山なみに沈もうとしていた


本日のように1日を徒然となずけた意味は何であったのだろうか。
疲れたが充実していた1日であった。