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見えないものを見る 感じたことを写真と文章でつづる暮らしと自然のフォト日記

近くの温泉で日本を考える

2007-07-26 00:00:00 | コラム


日本を考えるなどとたいそうなタイトルにしたが それほどのことは書けない
選挙期間中なのでなんとなく使ってみただけのこと

久しぶりに近くの温泉に行った 3時間を超えると割増料金が発生する
そのために 以前はフロントで入浴料金を払うときに時間をチェックしていた

それが今度は 時間のチェックがなくなった そのために二人の受付が一人で用が足りる
いっそのこと 3時間制限も無くせば もっとスッキリするのだろうが 
それでなくても混雑している温泉では そうもいかないのだろう

チェックがないから 3時間を越えて居座ってもわからない 本人の善意に任せている 
居座る人の割り増し料金を徴収できなくても 
チェックのために受付にかかっていた経費のほうが大きいのだろう

「食い逃げされてもアルバイトは雇うな」と言う本をまだ読んでいないが
たぶんこういうことを書いてあるのだろうと思ってしまった

しかし それが良いか悪いかは別問題だ 雇用が減れば働き口は狭くなる 
何年か前に西安で見た夜店は客も店も食べ物の残りやゴミを路上に捨て散らかしていた
ところが翌朝 町のゴミはなくて きれいになっていた 早朝の清掃を仕事としている人がいる
その仕事をしている人のために夜店の連中はゴミをわざと散らかしていたのだ 
人の多い中国 農業も機械を買うことを禁止しているとも聞いた 機械を入れると働く人が余るからだ

以前日本でも郵便番号制度にして 郵便物の仕分けを機械がやるようになった
私がせっせと郵便番号を書いているので 郵便局員が何人も不要になった 
便利になると人が要らなくなる  どっちが良いのか
温泉の浮いた経費は知れたものだろうし 合理化も当然だと思うが 行き過ぎはよくない
行き過ぎて車の生産が出来なくなった現実 どう受け止める