川の右岸は遠江 左岸は駿河の国 そこに駿河側から突き出た山
大きく遠江に蛇行して 駿河側に戻っていた大井川
戦国時代末期その山を切り 川の流れをまっすぐさせた
それまで流れていた川には堤防をつくり河原は田畑になった
まっすぐなったことにより駿河側も堤防の決壊などがなくなり
土地ができ利益をもたらした
そこの右岸側に残る山が牛尾山だその山を450年後の現在
また切り開き川幅をさらに広げる平成の大改修が行われている
現場には特大の掘削機やダンプカーなども置かれていた
国土交通省職員の案内で150段の階段の設置された山頂まで登った
遠くで見るよりかなり高所で見晴らしの良い場所だった
上流も下流も川幅が広く ここは川の中心のように感じる
8年間の開削工事により300mの川幅は450mと広くなる
開削された地肌には青色の土など地層の違いもみれた
この工事により堤防決壊や氾濫に寄る災害発生が防げる
ということらしいが・・・ 戦争の爪後残る牛尾山
写真向う側の山とこちらがつながっていた 向こう側は駿河の国
したがってこちらの山も昔は駿河だったことになる