前日探すことができなくて諦めた飛行機の撮影場所
ネットで調べると詳しく紹介しているサイトがあった
早速その場所を確かめて来た こんどは難なく見付けた
前日引き返した時に気になっていた個所がそうだった
5メートル向こう側の山道を進めば良かったのだ
行き止まりに車を止めて山道を登ると長い階段があった
その上が緩やかなこう配の広場でハイキングコースになっている
人はいなかったが飛行機が到着するころになると10人くらいになった
望遠レンズのほかに折りたたみの腰かけや 食料までもっている
一日ここで過ごすなじみの連中なのだろう 写真を見せあったりしていた
近所の若者もいたので声をかけると「なぜ名前を知っている」と言われた
「近所だから」というと親に電話して確かめていた その電話に私が出た
一人で来ている小6の少年もその連中と対等に会話していた
無線機も持って 管制塔とパイロットのやり取りも理解している
「今日のパイロットは誰かな」と飛行機に少年が手を振ると
パイロットもそれに応えて手を振った 知り合いか
少年は撮影に一人で羽田なども行くというから驚きだ
撮影場所は着陸する飛行機と富士山の高さがちょうど良い
前日見えなかった富士山も何とか見える 良い場所を発見した
奇遇にも撮った大韓航空機には知人が乗っていたと後で知る
ローカルな空港だった でもあの撮影隊は異人類に見えた
テーマを絞って撮影する方がよりよい写真が撮れるだろう
飛行機も鉄道も花も人も景色も何もかもにカメラを向ける
から 私は浅い写真になってしまうのだろう