ぼけ老人は看護師に接するときは素直にいうことを聞くが
家族の言うことは聞かないで 相変わらず暴言する
きょうも「テレビばかり見ていて何もやらない帰れ」とほざいった
帰って良いなら帰りたい ボケているとわかっていても腹が立つ
蒲団を蹴ってしばらく頭を冷やしに屋上へ なのに
見舞いに来た親戚は「優しくしてやれ」と野暮なアドバイスをしてくる
おかゆを口に入れてやり こぼしたものを拭き トイレに連れて行く
これ以上優しくできるか 欲しけりゃオバアくれてやる
腹の虫がおさまらないので オバアを独りにして市内を車で走った
途中で屋上にタブレット忘れてきたことを思いだし戻った ボケが伝染した
去年の正月とは打って変わったブログの出足
これからどんな風に変わっていくのかは誰もわからない