ショット

見えないものを見る 感じたことを写真と文章でつづる暮らしと自然のフォト日記

付き添いが切れた

2014-01-03 12:23:45 | フォト日記


きょうもボケ老人 昨夜オバアの付き添いで病院へ泊まりとうとう 切れた
風邪薬を服用して眠くなったのか昼間眠ったオバアは夜になって目が覚めた

夜中の徘徊は看護師の手が足りないといって見てもらえない
軽い安定剤を服用したが1時間経ってもまだ眠らない

車いすに乗せて夜中だというのに廊下をひと廻りしてきた
ようやく寝ても4時間で眼が覚めては また歩きだす

隣の病室を開けて入ろうとするので手を引っ張った
だだっ子のように廊下に座ってしまった 手を放したらそこに寝そべった

ちょうどそこにやってきた看護師は私が倒したかと勘違いしたのか
付き添いを他の人に替われと指図してきた

それでなくても寝不足でイライラしている 「もう来ない」と捨て台詞
妻は大みそかも元旦も病院で付き添った それで昨夜は私が交代していたのだ

家で寝ている妻に電話した 私は監視を放棄して病院を出た
家に帰っても腹の虫がおさまらない病棟に電話した

誰が付き添うかはこちらが決めることだそちらから指示されることはない
私が付き添わなくて負担の増える妻が倒れたら責任とれと

その看護婦は 朝飯も食べずに病院に駆け付けた妻に言い訳をした
「蹴ろうとしていたので疲れてるから替わったらどうですか」と伝えたと

何を見て蹴ろうとしたのか伺いたい 気持ちはあっても蹴ってはいない 
病院は医療法が改正され完全看護をたてまえにするようになった

そのために医療機関の従業員以外の者が看護することを禁止した
それで昔はあった家政婦などが認められなくなった

なのに看護師は少なく 手が回らない 
必然と家族の付き添いを余儀なくされる

そのために家族の精神的な負担は大きい
困っている者の気持ちが理解できていない制度だ