寸又峡温泉の和紙のあかり展へ出店したマリリンの作品が銀賞になった
同じものを町のあかり展へも出展すると言うので楽しみにしていた
ところが さほど親しくもない後輩が 「オマエ 写真を撮りに来い」
と軍隊のような命令調な言い方をしてきたので 面白くもない
「じゃ撮らせてもらいます」と言えるほど温厚な育ち方はしていない
後輩に「オマエ」呼ばりされるほど落ちぶれたのかと思ってしまう
作品は その物を見るが作者の性格も映る 人はそこまで見ているのだ
見せてやる的な考えのヤカラがいる所よりは 遠くても 寸又峡が良い
それに 温泉街の風情のある雰囲気の中で見たかった事もあり出かけた
灯りは薄暮に撮るのが良いが山ん中は日の落ちるのが早くすぐに暗くなってしまう
そのために温泉街の雰囲気は撮れなかった それに作者の名前が良く見えない
ちょうど出会った観光協会の Kざ間さんに教わり やっとでマリリンの作品を見つけた
マリリンの作品は湖面に映る奥大井の山をイメージして作ったそうだ
高級和紙を使い すっきりした落ち着いたデザインだった 1時間ほど見学した
食事処を探したが温泉街は 麺類だけで他が見当たらない
昼食に丸亀うどんを食べたので麺類は避けたい
帰りの山道は真っ暗闇 ライトは舗装に吸い込まれる 途中の集落にも食堂はない
なにも探すことが出来ずに結局 家で鯖をあぶって喰った
マリリンは町のあかり展に 他の作品も出展するという
それも見たいが さてどうするか 自分のプライドとの葛藤
ちなみに家の3人娘の名前は偶然だが 上の字を並べると あかり
3人で力を合わせれば闇はないぞという神からのメッセージ