娘が法事の翌日に 片付けの仕事があるかと手伝いに来てくれた
オバアの衣類など まだ手を通してないものも含めていっぱい出てきた
多分行商がやさしさを装ってオバアのところに売りに来た
商売人しか話し相手がいない年寄りの唯一の話相手だったのだ
世間話をして その隙に勧められれば買ってしまう
街まで買い物に行くことも困難な 田舎暮らしでは仕方もない
それはともかく 形見として着るような人も近所にいないし
捨てるしかないと思っていたが 介護施設で働く娘は
施設のレンタル衣類が不足しているといって選別していた
オバアの衣類も死んでから役に立ってくれて うれしい
その娘と お昼は近くのソバ屋「かわね屋」へ
かけそばに300円増すだけでこれだけの天ぷらがつく
一人だけ頼んだが9種類ぐらいあった一人では多いくらいだ
娘は100円プラスのねぎそば 私は掛けそばだけ頼んで天ぷらは3人で分けた
そばは田舎風で不揃いの切り方がなんとも魅力だ 椎茸も入っている
また ここの大福もちも手作り感満載でおいしかったが 今はない
レンさんが高齢だから作らなくなったわけでもなく
以前のように田舎に住まなくなったためのようだった