ショット

見えないものを見る 感じたことを写真と文章でつづる暮らしと自然のフォト日記

瓢亭(ひょうてい)

2010-09-20 17:00:18 | お店

無鄰菴の近くに茶店風の洒落たたたずまいの店があった
外からちらり見える板場では料理人が大勢働いていた 

瓢亭本店 予約なしでは入れないだろうし
値段も相当するだろうと廻りをうろうろした

席があれば予約は要らないと 
ちょうど出てきた板さんが教えてくれた

昼食で一人2万3千円だという 思い切りがつかない
西隣に別館もあり そこは松花堂弁当もある 別館へ入った 

ガラス越しに坪庭が見える 椅子席だった
別館の松花堂といっても本店と同じ味だろう 

季節を感じる先付け 向付けも鯛の刺身がついた 
その後運ばれた弁当もそれぞれの器に入っている

白身だけ固めた玉子 半分に切り並べて添えてある
最後の ご飯も汁も香物も 高品だった

偶然見つけた店で京都の味を 眼でも味わった
店を出て余韻に浸っていると 人力車が通った

車屋のお兄さんは 店の前に停め 客に説明している
「この店はミッシェランの三つ星です」

自分では思い切りのつかない本店の懐石料理 
いつかは食したい だれか私を京都につれてって




京都へ

2010-09-19 22:06:41 | インポート


まずは無鄰菴へ 初めての場所
山県有朋の別荘を 京都市に寄贈したもの

職場に来る庭師が京都でここが一番いいといった
それを聞いていたのでいつかは見たいと思っていた場所

京都市動物園や南禅寺の近くだがその賑わいはここにはない
人も少なく 静かで落ち着く場所だった 

池泉回遊式庭園というらしい 小川が流れ 
遠くの山も庭の風景に取り入れてある

建物は母屋 茶室 洋館 と三つからなる
洋館は日露開戦直前外交会議が行われたところ

母屋で縁側越しに 庭園を眺めながら 抹茶を一服頂いた
昨夜思い立って朝の新幹線できた 宿を探すのも面倒で日帰り


悪人

2010-09-18 22:48:15 | 鑑賞

昨夜も遅くまでネット検索した
今日も午前中ネット検索で時間だけが過ぎて行った

折角の3連休結局 何も決まらない道路は渋滞だろうから電車に乗る
そう決めても間際では宿もない 結局 映画と居酒屋コースになった

前に見た「きなこ」は 人が犬を育て 
犬に人が育てられる美しい内容だった が

今日見た「悪人」では世の中は悪人が多いことを実感した
その中で見せる愛がテーマだった

柄本明のセリフ
あんた大切な人はおるね?
その人の幸せな様子を思うだけで
自分までうれしいくなってくるような人は

今の世の中大切な人もおらん人間が多すぎる
自分に失うものがないち思い込んで
それで強くなった気になっとう
だけんやろう自分が余裕のある人間て思いくさって
失ったり欲しがったりする人間を
馬鹿にした目で眺めとう
そうじゃないんだとよ
それじゃあ人間は駄目とよ

久しぶりに多くの客がいた その後の居酒屋は「野田屋」 
観光地に宿泊したつもりでひと品よけいに注文した


兵馬俑

2010-09-17 18:02:13 | フォト日記


段々と 過ごしやすい日になりつつある 行楽日和
明日からは三日間の連休でも予定はなにもない

しかも今日も仕事は休みで 4連休になった 
遊んでくれるような友達もいない 家族も今日は仕事

家に居ても退屈 近郊をお節介パトロールに出かけた
お昼に寄った「遊庵」は今月からまた経営者が変わっていた

ぶっきらぼうの店主らしきおばさんがパートらしきおばさんを
指導していたがその言葉がすこしきつくて かわいそうになった

味はどうかと聞かれたが「まあ」とだけ云った
玄関先のギンナンの実をつぶしたような匂いが気になった

空港近くの田んぼでは黄金色の稲穂も刈り落とされ
兵馬俑が出現して もうすっかり秋の気配になってきた


ぼかしの手法

2010-09-16 17:17:20 | フォト日記


昔 水彩画教室に通ったことがある 
その時の講師に 町内の展示会場で会った

こちらから声をかけたが 覚えていてくれたかは わからない
が ふとした経緯で「絵を送ってくれる」ということになった

その絵が届いた 曾宮一念のような絵を描く先生だ
春から夏の樹木をぼかしの手法で描いたものだった

私は水彩画教室もすぐに挫折してしまいだめだ
絵を描いたつもりで 恥をかいていた しかし

もし続けていれば今頃は画伯だったかもしれない
と ひそかに自分で思っている 曾宮無念