日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

情報収集の必要性

2007-11-05 | 経営改善
午前中東京からの来客がありました。
弊社との提携協議に来られました。

数ヶ月前私から声を掛けたものですが、
今後の事業展開において
我々税理士がそのネットワークを使って
その業務の販路開拓に一翼を担えるという確信から
ネットワークの構築方法について
社長と担当部長を交えて話をさせてもらいました。

資本金は大企業並ですが
そのマーケティング手法はまだまだ幼稚なものと言わざるを得ませんでした。
その理由は、
自社のサービスが世の中にどのようにして受け入れられるか想像が付いていないこと。
そして、販売店となる我々税理士の生態を知らなさ過ぎることにありました。

約1時間30分の話し合いの末
今後の販路拡大方針の骨格が出来上がり
後日具体策を頂くことになりました。

どんなに良い物であっても使って貰わなければ
何の役にも立ちません。
使って貰いたいのなら使って貰える成りの戦略を立てなければなりません。

先ずは情報収集を十分に行い
その情報を活かす事を考えたいものですね。
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陰謀!?

2007-11-04 | 危機管理
過日私宛に一通の手紙が舞い込んで来ました。
あまり面識も無く、親しくもない同業の税理士さんです。

これはひょっとしたら非難されるのかな?と思いながらその手紙を開けると
ある会合への招聘案内です。(税理士の世界は他の同業者から移籍する関与先を盗った盗られたという話がある場合が有ります。)

私を含め数名にしか出されていないその手紙の不自然さに首をかしげながらも
幸いその招聘の要請日には税務調査が先約として入っていたため
即座にかつ丁寧にお断りの電話をさせてもらいました。

弊社は、税理士法人であるため共同経営です。
弊社会長税理士にこの手紙を見せた瞬間、「この会には絶対に入るな!」の一言でした。
理由は、弊社と税務会計に関する方向性が異なること。
私自身がこの会の広告塔になってしまう可能性が大だからということです。

そういえば数年前にもある全国団体に加盟しようとしたところ、その団体に利用されそうになった経験を思い出しゾッとしたほどです。(私は加盟しませんでしたが、知合いの税理士さんが私が加盟したと思い込み何人も加盟されてしまいました。申し訳有りませんでした。)

私自身はそんなに有名でもなんでもないのですが
出る杭を打つ人と出る杭を上手く掬い上げ利用しようとする各々のパターンがありそうです。
自分の周囲で起こっていることを冷静に判断し取捨選択する力も必要なようですね。

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小事は大事

2007-11-04 | 他人のフリ見て我が身を正す
羽田着陸時にカート動く、スカイマーク便で乗客2人重軽傷(読売新聞) - goo ニュース
小事(しょうじ)は大事(だいじ)という言葉があります。
「大事も初めは小事から起こるから、ささいなこともゆるがせにすべきでないこと。」をいいます。

過去に何度か私の記事にも「ハインリッヒの法則」とか「ヒヤリハットの法則」というものをご紹介しましたが、これに類する言葉になります。

大事故は1:29:300の比率で起こり得るというものです。
300の小さなヒヤリ・ハッとすることの先の向こうには
29の中規模のミス・事故が起こり
そのまた先には1の大事故が起こるというものです。

今回のキャスターの事故が300に当たるものなのか
29に当たるものなのか、それとも1に当たるものなのかは
スカイマークエアラインズの危機管理体制にあるといえます。

スカイマークを利用しない人にとっては
どちらでもかまわないという風に感じるかもしれませんが
日本の航空業界としてはどれに該当するのか
世界の航空業界としてはどれに該当するのか
交通機関としてはどれに該当するのか
視野を広げてみると背中が凍りつきます。

一つのミスや事故の受け止め方一つで
事故の発生の確率は大きく変わってくるものです。
心しておきたいものです。
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経営者不適格な経営者

2007-11-04 | 経営改善
ただひたすらに経営をしているフリをしている経営者がいます。
本人曰く「俺は一生懸命に仕事をしている」と言います。

確かに仕事をしているのかもしれません。
それが経営者のすべき仕事ではなかったとしても・・・。

経営能力の無い経営者ほど朝早くから夜遅くまで従業員の仕事を奪い続けています。
にもかかわらず、本来従業員がすべきなのにそれを横取りして
うちの従業員は能力が無いとか
うちの従業員は働かないだとか
うちの従業員は成長しないだとか好き勝手なことを言っています。

経営者の仕事とは何だったでしょうか?
経営者は自分の夢を従業員に理解させるのが仕事ではなかったでしょうか?
経営者は事業計画の作成・承認をするのが仕事だったのではなかったでしょうか?
経営者は従業員がその能力を最大限に発揮できる環境づくりをするのが仕事だったのではないでしょうか?
経営者はお客様が自社のサービスに満足頂いているかどうかを直接確認するのが仕事だったのではないでしょうか?

経営者が自分の仕事をしない企業に
明るい未来など無いのかもしれません。

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ギャップイヤー

2007-11-03 | つれづれ
イギリスにはギャップイヤーという制度があります。
高校卒業大学に入るまでの一年間、
アルバイトをしたり、
長期海外旅行をしたり、
ボランティアをしたり
色々な社会経験を積み重ねる期間があるそうです。
もちろん日本の受験浪人とは別物です。

一番感受性の強い18歳から19歳の一年間をこのような体験を積める事は
それからの人生にとって大きな意義があると思われます。

日本はその大切な期間にただひたすら受験浪人をしていたり
大学という遊園地で遊び呆けていたりする人がたくさんいます。
都合の良い時だけ飛び出す「まだまだ子供なんだから良いじゃない!」
「若い時だけの特権だから有意義に使わなきゃ!」
「誰にも迷惑かけてないでしょ!」
そんな言葉でお茶を濁してしまっています。

まだまだ子供だから敢えて見聞を広げるのです。
若い時の特権として人の為に尽くす事を覚えるのです。

ギャップイヤーという制度
日本にもあると良いと思いませんか?

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自己限定の呪縛

2007-11-03 | 経営改善
経営者と話をしていると不思議に思う事があります。
「おかしい(変だ)!」と思っても何も言わない(言えない)というのです。

おかしいと思うなら忠告した方が良いんじゃないですか?
そのようにアドバイスしても、
「言って直る位ならもう既に直していますよ。」
そんな言葉で敢えて忠告はしないという宣言をされてしまいます。

その自己限定自体が会社を変えて行けない原因なのだという説明をしても受け入れていただけることはほとんどありません。

察するに、ほとんどの経営者が
「そんな忠告をしたら嫌な顔をされる」
「逆に噛み付かれるかもしれない」
「他人の事を言えるような行動を取っていない」
「優しい上司でいたい」
そんなことを思って言えなくなってしまうと考えられます。

もしも自分ができていないとしても
経営者であるからは
上司であるからは
敢えて口に出し忠告しなければならないのです。

自己限定の呪縛を解き放つ方法を身に付けたいものです。
まずは、一声掛ける事から始めたいですね。



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気に入らない!早く帰って!!

2007-11-03 | 他人のフリ見て我が身を正す
私の仕事の中にミステリーショッパー(覆面調査員)が有ることは
以前にもご紹介したかと思います。

そんな仕事をしているせいか色々なお店の従業員さんたちの
一挙手一投足が気になったりします。
昨夜のお店もそんな私の心に黒い灯を燈してくれました。

長時間に渡る宴会の最後に来て
同じ席にいた部下達に
「今から升酒のお酒の量の話をするからお店の対応を見て頂戴ね。」
そう言って升酒の量が注文の度に量が減っていることを店員さんに告げました。

升酒といっても一合升に冷酒用のコップを入れ
コップのお酒が流れ出るのを受ける役割で使っている升です。
サービスの良いお店はコップも升もお酒でいっぱいにし提供してくれます。
昨夜のお店は従来から升には半分ほどお酒を溢れさせるというお店です。
(ちなみに系列店はコップにも升にもなみなみとお酒を注いでくれています。)

酒呑みとはそんなものです。
升酒は升から溢れ出る直前まで注ぎ
溢れ出る瞬間にお客が升の角に口を持って行き
口の中に升の香りとお酒の香りで満たすものです。
そのような酒飲みの生態を知らないなら
升は絶対に使ってはいけません。
酒飲みからは評判の悪いお店になってしまいます。

明らかに店員さんは量が減っていることを承知していました。
確信犯的な行動を指摘され少しむっとした感じで升を下げて行ったのです。

最初の一杯で文句を言われなければ
その後も少なくても文句は言わないであろうという
過信から量を減らしていったものと思われます。

直ぐに追加注文のお酒を持ってきて
「さっきの分までいっぱい注いできました」
作り笑顔でそう言って升酒をテーブルにおいていきました。
例によってお店の規定量であろう升半分です。

「ありがとうね」そう言いながら受け取りましたが
今度はコップのお酒の量が少なくなっていました。
それどころか
テーブルの上のまだ食べかけのつまみ類をきれいに下げて行ってしまいました。
まだ半分も食べていないものも含め
下げるということも告げずに下げてしまったのです。

昨夜は職員の送別会ということで会社全員で宴会をしていたので
同一の部屋の中でテーブルは4卓に別れて座っていましたが
文句を言った私のテーブルだけきれいにテーブルの上が片付けられてしまったのです。
「早く帰ってヨ!この呑んべぇ!」言葉では表さないが態度で示す
対応の悪いお店の典型例を見せてくれました。
同席したスタッフに飲食店の良い対応、悪い対応の実例を実地で研修させることが出来ました。

今までもそのお店は何度か利用していましたが
今までは「ホールの担当者がお店の味をおいしくしてくれている」という位置づけで見てきていたお店でしたが
暫く行かないうちに「せっかくのおいしい料理をホールの人が壊してしまう」そんなお店になってしまっていました。

昨今、旅館から一杯飲み屋まで色々な飲食店様から
社員教育も含めてのコンサルティング依頼があります。
料理をおいしく感じさせ、コストパフォーマンスを含めた満足感で
如何にリピーターを作るかということが課題になっています。

売上が減るのには理由があります。
お客様の足が遠のくのにも理由があります。
お店のパフォーマンスは「料理と対応(接客)」です。
設備の良し悪しはその次に来ます。
是非とも自分の足元を固めて行って欲しいものです。


ハッ!
また食べ物の話でこんなに書いてしまった・・・。
食べ物の話になるとついつい熱くなってしまう私が悲しい・・・・。





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エネルギー自給率19%は滅亡への道

2007-11-03 | 危機管理
ガソリン一晩で8円アップ(中国新聞) - goo ニュース
何も今更言うことではありませんが
資源のない日本、原油どころか自給率という観点からは
持たざるものの悲哀を感じざるを得ません。

エネルギー自給率・・・19%
主要国の中ではイタリアについで低い数字です。
食料の自給率・・・40%
自給率のみを観点にすると日本は産業も食料も日々の生活も
自国の力では何も賄うことができない国なのです。

どんなに工業製品を作るのが上手であったとしても
その原材料がなければ机上の空論に過ぎません。
どんなに力を持っていても発揮できなければ宝の持ち腐れになってしまいます。

原材料となる鉱業製品については日本は手も足も出ません。
しかし、食料品や木材などは
まだまだ日本国内の土地の利用次第では
自給率を上げていく事が可能です。

我々の力で国土を有効利用することをして行きたいものです。
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(他)人は自分の鏡

2007-11-02 | 自己啓発
人は自分の鏡という言葉があります。

俺のことをわかってくれない。
部下が成績を上げない。
お客さんに意地悪ばかりされる。
会社内に覇気が感じられない
・・・・

社会人になるとストレスのかかることばかりです。
あんなに嫌だった筈の学生時代が懐かしくすら感じられます。

ここで考察です。
なぜ周囲は自分の事を分かってくれないのでしょうか?
自分から周囲に挨拶をしていますか?
自分から周囲に話しかけていますか?
自分から周囲に笑顔を振りまいていますか?
自分から周囲に気を使っていますか?
自分から周囲に分かってもらう工夫をしていますか?
自分から周囲を受け入れる工夫をしていますか?

少なくとも自分から周囲に対して壁を作ってはいけないことを
お分かりいただけたでしょうか?
意外に周囲の行動の原因は自分の行動に起因していたり
自分自身が周囲を受け入れようとしないところに原因があったりします。

(他)人は自分の鏡とはよく言ったものです。
もう一度自分を振り返るところから始めたいですね。
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内部告発の恐怖

2007-11-01 | 危機管理
あなたの会社の内部告発対策は?
このような質問に対してすぐさま答えることができる体制になっていますか?
今や内部告発に対する対策は企業にとっての死活問題の一つにもなりました。

従業員の告発に対する受け皿を企業内に置かないのは危険です。
その受け皿が企業内に無いという事はその告発事案は外へ向かうことになります。
その告発の社会への影響が従業員の立場で想像できる筈も無く
結果として会社の信用を失墜し、
自身が勤める会社すらなくしてしまったりします。

確かに企業の不祥事が多いことに鑑みても
企業が早急に襟を正す必要があることには違いがありません。
普段から従業員とのコミュニケーションを蜜にする必要があります。
そして、従業員の言葉には真摯に対応する姿勢が必要になります。

しかし、不二家やミートホープ、白い恋人、赤福などはどうだったでしょうか?
従業員が何度も社内的にアクションを起こしていたであろう事は
想像に難くありません。
しかし、それを無視し続けるからあのような事態を招いてしまうのです。

いかがでしょうか?
あなたの会社は内部告発の対処ができていますか?
自社の存続にも関わる大切な事柄です。
早急に対策を取りたいものです。
会社のリスクは保険だけでは対処できません。
お問い合わせいただければ詳細にご説明いたします。




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付け焼刃

2007-11-01 | 他人のフリ見て我が身を正す
日本郵政 内容証明など認証ミス、3万7千件に拡大(朝日新聞) - goo ニュース

私的類義語に急いては事を仕損じるという言葉があります。
中小零細企業の特徴として上から末端までの情報伝達が容易という事があります。
なにせ、目の前にその伝えたい対象が居るのですから・・・・。

これに対して今回の郵政の単純な不祥事は
全国レベルでは周知する時間がなかった(する気が無かった?)のでしょう。

しかし、目に余る体たらくです。
郵政民営化になって沢山の不都合が山積しているのに
利益獲得最優先で経営をして行くものですから
このような事が起きて来るのです。

心配になるのは債務免除の通知です。
年度内に相手方にその通知を知らせなければ無効になる貸倒損失が
周知不足とコンプライアンスは横に置くという姿勢によって
認められない可能性が出てきているのです。

公共のものを民間に切り替えをする大変さは分からない訳ではありません。
しかし、用意する時間は沢山有った筈です。
どうか甘えを排除して民営化をして欲しいものです。
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