そんなこんなで雪と寒さに震えて撮り溜めしてた番組を見てるとおもてで車のスリップする音が。
あ、まさか…。
ご近所のFFワゴンが車庫(段差が数センチある)に入れず空転してます!?
「やっちゃったなぁ」と急いで身支度して応援に行って来ました。
あの手の車は生理的に嫌い(セレナで嫌な思い出がトラウマに)なのですが、大家族にはとても重宝する背の高いワゴン。
殆どがFFで常用には問題無いけど車重と重心の高さが災いするのでこういった日には要注意な車。
近所への用事に出て行ったは良いが、帰ってきたら僅かな段差を空転して乗り上げられずって事らしい。
エンジンやら重いものが集中する前輪を段差にのせるのだから面圧が極度にかかり、普段は気にもとめない僅かな段差が氷のスロープとなる。
高級車の中には左右のトルク配分をコントロールして反対のタイヤで駆動できるものがあるらしいが、所詮は2輪の内の片側1輪で残り3輪を雪の上でアシストするのは無理。
ましてや新品でも無い乗用オールシーズンタイヤじゃグリップは望めません。
ここの家の奥様は運転がかなり上手(タイヤが空転したらアクセルを戻す微調整ができる、これ男性でも意外とできない人が多いんだよね)なので、運転席に入ってもらった。
空転する側と逆側のグリップを稼ぐためにもう一人、車内に入ってもらい、旦那様と車の左右に分かれてタイミングを合わせてユックリと押し上げます。
ケースバイケースですが、助走をつけてスロープに入る人を良く見かけますが、今回のようにハンドルを切って行く場合は横滑りの危険と、失敗して車が滑り落ちて来ると押してる人間が危険になります。
なのでユックリとタイヤをジワジワ空転させないように、そして押す人間は車の側面に逃げられる位置に入り、車体の下にも片手を入れて押します。
二次災害を避ける雪国の方から教わった知恵を活用です♪
ツルツルのラウンドタイヤは思った通り空転しやすく難航したものの、何とか車庫まで車を押し込む事ができました。
恐らくココだけでなく、あちらこちらで似たような事が起こっているんだろうなぁ。
過去、こんな車を押し込んだ経験が沢山あります。
遊びに行こうと車庫から出した途端動かなくなった女子大生のパルサーEXAを押し込んだり、ちょっとした坂道で走行不能になったフェアレディーZをご近所総出で延々と押したり、珍しい事じゃない。
人はなかなか学ばない動物なのかもしれませんね。
もちろん、この「自分も含めて」(笑。