閉店間際のVOLVOのディーラーに足を運んでみました。
販売開始になったV40が何台もショーウィンドウに並んでいるのが気になってたので、間近で見たくって、買えないけど。
昨年末からデザーサイトでそのデザインやコンセプトからかなり気になっていた一台。
実車にスバル・インプレッサに似たオーラがあったのは意外。
但し、各部の仕上げに何を求めてるかの方向性なのかトコトン関心させられる。
日本では珍しい極寒の国、スウェーデンのメーカーという事で考え方の違いもあるのかな。
たとえば、不思議なデザインの操作パネルもグローブ嵌めたままでも操作できるような配慮の結果だといいます、なるほど!
暑さには判りませんが、エアインテークの面積やウィンドウエリアの広さも寒さ対策と考えると納得が行くギミックが。
とはいえ、我が家のSX4(AWD)のようなウィンドウの氷を解かすディアイサーやシートヒーターはオプションにも無いので、やはり考え方の違いなのでしょうね。
でも、ウットリするほど美しいラインには脱帽です。
驚いたのはベーシックグレードだとうちのSX4とほぼ同額という戦略的価格設定(年内にレートの関係で値上げするそうですが)。
安全装備、細部の仕上げ。
特にマンマシンインターフェイスたるシートやハンドル、ペダルの絶妙な感覚はジュリエッタのようなイタ車とは違った意味で走る気をそそりますね。
驚いたのはリアシート。
両サイドまでシートがあるのではなく、サイドポケットが用意されてて2名に特化した縫い目によるサポートの心地良さ。
サイズ的には5名も可だろうけど4名にしてる辺りがニクイねぇ。
ただ、SX4同様に後席を少し高くして視界を確保といってたけど、横も前もウィンドウエリアが狭いので見晴らしはお世辞にも良いとは言えず、デザイン上から頭上スペースと傾斜したウィンドウから来る圧迫感は割り切りが必要ですねぇ。
閉塞感の高さは意外でした。
スバルのXVよりも圧迫感あるかも…。
本命(買えないけど)は5月から販売開始されるというクロスカントリー。
エンジンがT4の4気筒からT5の5気筒への変わり、車高も上がってAWD化されるとの事。
営業マンは既に実車の研修を受けているとの事から聞いたら、結構面白い仕上がりでしたよとの事、おおっ~。
急傾斜を下りる時のヒル何とかってのも実用性高かったようです。
残念なのは日本の軽油は例の国策の甘えで品質が悪く、他国でT5と共にD5という5気筒ディーゼルが展開されるそうですが、日本では予定が立ってないとの事。
クリーンディーゼルが苦戦する理由の一つが売られている軽油の品質問題だと改めて思い知らされました。
北欧メーカーの独特フィール。
5ドアハッチバックで刺激的、オシャレな一台をお探しの方は一度実車を見て欲しいと久しぶりに思えたV40でした。
…買えないけど(涙。