さきほどTVKで放送された 「クルマでいこう」 はマツダの特集番組でした。
もしかして、同番組が 特定の車種以外で番組を構成したのって、これが初めてじゃないかな?
「人が支える楽しいクルマづくり ~ マツダのクルマづくり~」 というテーマで番組が進行。
オープニングまでマツダの方を入れて変えちゃう辺り、かなり気合が入ってます(笑。
「アクセラ XD」 の試乗以降、マツダの次々と進化する面白さ、独自性にひきつけられ夢中な自分。
先週から放送を楽しみにしてた。
内容はと言えば、確かに 「マツダ」 というメーカーの取材なのだが、番組のアワード表彰から始まり、主に 「ロードスター」 の話題が中心でしたね。
「ロードスター」 は 一日無料試乗 で MT車を運転した感触が残ってたので、オーナーではないけどそれなりに感情移入することができた。
新しく そして 懐かしい と感じた 「ロードスター」 なのです。
主に デザイン についての取材が続き、デザイン担当をスタジオに招いて進行。
以前、横浜で メディア向け発表の場でも、「先ず前輪があります」 とデザイナーが ロードスターのフォルムが如何にして生まれたかの説明をイラストで説明してたが、ほぼ同じ内容。
「凝って作ったのではなく、あらゆる必然から生まれた、生み出した形」 。
軽くする必要があり、必要最低限なモノで構成する必要があった。
そのため、極力 様々なアイテムを「削ぎ落とす」 事がデザイナーにも求められ、この形になったという。
なるほど、確かに多くのクルマがメッキ調パーツやら、いらぬギミックをコテコテと付けまくるのとは真逆の 潔いシンプルさがある気がする。
私が驚いたのは、番組で イラストに 先ず 「カウンタック」 を描き、次に 「ミウラ」 を描いたこと(汗。
こんなところで、往年のランボルギーニが出てくるとは思わなかった。
ミッドシップに 巨大なV12エンジンを 「タテ」 に積む 「カウンタック」 と、V12エンジンを 「ヨコ」 に積んだ 「ミウラ」。
その様々な要素が、あのデザインにどう結びついてるかを説明、面白い♪
リアルタイムに、オヤジの バカチョンカメラを借り出し、シーサイドモータース(横浜)に毎週末 スーパーカーをおっかけていたガキだった自分には 妙にリアリティある部分です。
「ロードスター」 のデザインは 「無駄」 無く、「理に叶った」 を突き詰めた 必然みたいなものなんですね。
デザイン時点でエンジンを考慮してないのは、海外向けの2Lエンジンですらもコンパクトなので 無理無くおさまったってのも面白い。
それより、ペダルをオフセットしないよう、座位置から前輪までの距離に余裕を持たす 最近のマツダデザインの恩恵が、タテ置きエンジン搭載の余裕に繋がったって事かも。
番組でも五郎さんがおっしゃるように、マツダって 今とても勢いがあるメーカーの一つだと感じます。
別に物凄く高性能な車があるわけじゃないし、物凄く高級な車があるわけでもない。
それでも、とても身近というか、フレンドリーで 乗ってて笑顔になるような 魅力に溢れた車が次々と登場してくれる。
モデルチェンジも、昔から 「2年でマイナーチェンジ、4~5年でフルモデルチェンジ」 という日本の自動車の常識からすれば、逐次改良しリリースするあたり、「できる部分からお届けする」 という考え方が 「大メーカー」 というより、身近な「小売店」 みたいで親近感が湧く。
ちなみに、近年はどの自動車メーカーも国内向けは採算が厳しく、海外仕様は次々と新型をリリースする。
が、自国向けは10年近く既存モデルに手直し(ナンタラ特別仕様とか)でお茶を濁し、軽やミニバンを除けば新型がほとんど出てこないメーカーが目立つ。
そんな中、SKYACTIVE の CX-5以降のマツダは、見様によっては唯一 矢継ぎ早に新型車を投入し、逐次改良を施す。
最近、トヨタの 「プリウス」 が独自技術で エンジン部単体で 熱エネルギーで40%の大台を実現したニュースがあったが、そういった革新的な基礎技術で革命を起こし続ける マツダ には驚くしかない。
大がかりな後処理装置無しのクリーンディーゼルは、ディーゼルが半数近い市場のヨーロッパでも おそらくマツダだけだという。
「世界唯一」、ロータリーを出すまでもなく、マツダ の勢いを熱く感じるところ。
まぁ、様々な点から、こうした自動車番組で 特番を組んでもいいかな? って思えたのかもしれませんね。
録画を媒体に書き出して保存保存~(笑