闇夜の烏の変な世界

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WEC、日産はエンジンだけでも汚名返上できるか…

2017-01-27 21:45:00 | モータースポーツ

​WECの LMP1L クラスに参戦中の チーム・バイコレス が今季の仕様を大きく変更するらしい。

既存はCLMのシャーシにAERのエンジンを組み合わせていた。

このエンジンを、日産のVRX30A_EVO として今季を戦うとの事。

VRX30A といえば、2015年に 日産、NISMO、GT-R という 日産系のプレミアムワードを全て付けた FFのハイブリッドマシン3台を送り込んだ際のエンジン部。

結果、1台も完走どころかまともに走れず、下位カテゴリーのマシンに次々とパスされる恥ずかしいシーンが世界中に放送された最低最悪の結果を ル・マン の歴史に刻んだ。

コース脇に寄せられたマシンのボンネット脇から炎を吹き出し消火されるシーンなんざ、アメリカのドラッグマシン(排ガス浄化装置義務化せいや)見てるみたいで情けなくなった。

恐らく、ル・マンの歴史上、日本車でこれだけ恥ずかしい記録は日産のこのマシンだけだろう。

その後、ル・マン(WEC)でのリベンジを宣言した直後、撤退(ケツまくって逃げたわけね)を表明。

結果的に、NISSAN、NISMO、GT-R というワードはドロを被ったままだ。

 

今回、その時のエンジンをバイコレスが供給を受け、プライベーターで LMP1L クラスに挑む。

確か今季から、LMP2クラスで日産のエンジンが使用禁止になったハズだから、WECに残った最後の日産エンジンって事になる。

 

今の日産系には 「GT-R」 しか無いと言っても過言じゃない。

日本国内ダケを見れば、それなりの結果を残しているが海外では既に古さが否めない。

ゴーン式でレース活動が縮小傾向となり、そもそもベースになる車両が 「GT-R」 以外無い日産に何を期待するかと問いたい。

それこそ、今は基礎技術の昇華中と言われる スバル や マツダ の将来の方が期待できるような気すらする。

「やっちゃえ日産」 のJARO CM で迷走する日産。

あくまで個人的にではあるが、元日産車オーナーとしても 今の日差に何かを期待するのは難しい。

 

という事で、エンジンだけでも結果が残せたらいいね、ル・マンという「世界3大レース」の一角で。 


「C-HR」 を見せて頂いた♪

2017-01-27 17:25:00 | 日記

​そのデザイン、評価が気になり 「C-HR」 をトヨタカローラ・相模大野店さまに実車を拝見しに行った。

毎度、トヨタとは相性が悪いというか、良い印象(店員と…)がほとんど無いトラウマがあったので、腰を低く伺ったのだが、対応して下さった営業さんはとても好印象でした。

 

実車を見る前に店内で車の基本的説明を受け、屋外の展示車へ。

IMG_1975_C-HR.JPG 

 

数日前、通りがかった時にも目をひいたワインレッド系のカラーが美しい♪

ネット等で見る画像と異なり、意外とリア周りはコンパクトにまとまった印象かな。

抑揚はトヨタらしくなく(失礼)、とても素晴らしいから凝縮された感にチープさが無いですね。

反対にフロント側は広く高いデザインで、押しが強いから実寸より大きく見える。

極端な例え方ですが、オタマジャクシのように頭でっかちで尻尾は細いみたいなデザイン感を感じた。

それが悪いという意味じゃなく、そうした手法で全体がまとまってるって事。

 

まずリアシートに座らせて貰ったら、予想以上に乗降がスムーズで、座ると頭上も足元も余裕がある。

流石にデザインからか、背もたれは立ち気味で長時間のドライブはもしかすると辛いかも。

ドアハンドルが仕込んである部分のせいで、後席から真横を見る事はやはり無理。

身体を前に起こして覗き込む印象になるけど、これは割り切れそう。

かなり閉塞感あるハズだけど、意外に高い頭上空間のおかげで予想したほど息苦しさは感じなかった。

ドアシルが低目なせいか、乗降はほんとに楽。

 

運転席に座ると、シートの作り(素材の配置)に目が行った。

座面と腰の部分にキルティングのような通気性ある素材が使われ、身体を左右からサポートする部分には合成皮革のような皮調の素材が淡いブラウン色で組み合わされていた。

理に叶った素材配置と、配色の妙はイイと思った。

実際に座ると、腰がシックリと落ち着く。

試乗してないから走ってる時は判らないが、上半身のサポートは 「アクセラ」 の方がシックリしてそう。

でも座面の落ちつきは 「C-HR」 のが良さそうに感じた。

 

メーター類はアナログ式が整然と配置され、マツダのタコメーターだけが針で、スピードメーターもデジタルという割り切ったものより個人的に高い好感度だった。

それと、画像では 「ヴェゼル」 みたいに運転者側に傾斜したナビ画面が直立してるのかと思ってたら、微妙な傾斜でモニターが寝てたのにビックリ。

この僅かな傾斜が、タッチボタンを含め操作性と視認性を大きく引き上げてるのは間違いなさそうで高得点!

基本的に、インパネのデザイン基調や素材配置は 「ヴェゼル」 に似た傾向に見えるが、その質感や細部の仕上げは明らかに 「C-HR」 が抜きんでていますね。

 

唯一、気になったのはタイヤハウスの張り出しが足元に大きく、微妙なんだけどアクセルペダルがやや左に寄ってる感じに見えた。

試乗したら、この辺りをどう感じるのかな。

前輪を前にシフトしてアクセルペダルを自然な位置へと積極的に展開してるマツダ車からだと気になるかも…、普通は気づかないかw

 

高めのヒップポジションで視界は極めて良好。

これならドライブも快適でしょうね。

ただし、斜め後方や後方の直視確認は絶望的に厳しい。

魂動デザインのマツダ車も斜め後方は見辛いけど、その比にあらずって感じ(汗。

バックミラーにブラインドモニターのインジケータが点いてるから、走行中はこの表示にお世話になるね、きっと。

そして、バックはオプションのリアモニターを付けないと、誘導者に指示してもらわないと辛いのではと思う。

それほどまで後方視界は厳しく、デザイン優先の弊害と言えそう。

 

少し離れて全体を見る。

いやいや、この車の製造ってトヨタさん相当苦労されてるんでしょうね(汗。

ボンネットもフェンダーもドアもバンパーも、どれ一つとっても単調な形状パーツが無い!

ボリューミーで滑らかな抑揚の美しさは、正直 「トヨタっぽくない」 懲り方で圧倒される。

 

近年稀に見る個性あるデザインですね、ワクワクさせられる。

という事は、好き嫌いがハッキリと判れる車って事でもあります。

万人受けが定石だったトヨタとしては、かなりの冒険です。

 

そんなこんなで営業さんにいろいろと教えて頂き、その仕上がりの妙に感心しきってきたのでした。

私的には、かなり好ポイントでした。

 

最後に、営業さんが 「ウィークポイントも説明せねば」 と教えてくれた話。

展示車は1.2Lターボの CVT で 4WD モデル。

この車で一般道、高速と長距離を走行させた時の話し。

恐らく、車格に対して絶対パワーが足りないのでしょうか。

高速道路で11km/L、一般道だと 8km/L 前後という燃費になったそうで。

あれぇ、これじゃ2L で4ATだった 「SX4」 と大差無いっていうか、それ以下だわ(汗

恐らく売れ筋はハイブリッドの方かと思うけど、1.2Lターボを考えてる方はその辺要チェックかもしれませんね。

 

トヨタといえばハイブリッドを展開し、どの車もカタログ燃費が素晴らしい。

そんな中だからこそ、この燃費はちょっと引っかかる人多いかもなぁ。

 

といった感じで、気になってた 「C-HR」 はかなり良さ気な個性溢れる車でした。

お忙しい中、丁寧に対応して下さったトヨタの皆様にお礼申し上げます。