えっと、ついに 「マツダ3 (和名:アクセラ)」 が発表です。
「魁CONCEPT」 から話題の車の登場、いよいよベールがと喜ぶハズだったのですが…。
正直 「困惑しています」。
現行のほぼ最終型 「アクセラ」 に乗る身として、比較して楽しもうと思ってたのですが。
先ずはそのデザイン。
「魂動デザイン」 の深化なのは判ります。
でも、あまりにブっ跳んでて まだ脳が理解できてない。
何と言うか、消化不良を起こしてる感じ?
最初の 「魂動」 は 動物の 「チーター」 が全てのモチーフになってた事で、猫科の動物の動きを車に反映させようとしたのは理解できます。
まぁコレもかなり飛んでしまってる発想だったと思います。
でも今回はちょっと違う。
何と言うか、方向はほぼ同じなのでしょうが、次元が一気に超越されてしまったような衝撃を受けてます。
世に「恰好イイ車」 というニュアンスならいくらでも、勿論マツダ以外にも沢山あります。
でも 「美しい車」 というニュアンスで問う場合、恐らく国内メーカーでは唯一 マツダ がその領域に挑戦してるのだと感じます。
これも多くのメーカーが様々な手法で目指したもの。
でも、「芸術品」とか「美術品」という、勉強していない輩には理解できない領域までデザインを昇華させられては、庶民にはデジタルに良し悪しを直感はできない(汗
現在の「魂動」 でさえ、芸術性が内包されていて、「自分は好き」「自分は嫌い」 とハッキリと評価されていた。
美術品が明確な好き嫌いで評価されるのと良く似ている。
例えば、キュビスム を勉強していない輩に 「このピカソの絵を格安で売ってやろう」 と言ったところで一文の価値も見いだせないのと似てるかな。
でも、理解できる人には何億、何十億という価値が生じるのですから(汗
今回の 「マツダ 3」 のデザインを見て、大まかに表現したいものは見えた気がします。
でも、その細部に注目すると、自分の理解力を超えた深さに戸惑う部分も正直多い。
特に5ドアハッチバックのスポーツの方は、尖り流れるようなフロントに対し、丸くふくよかにカタマリを成すリアの有り様が…。
俗に「Cピラー」 と呼ばれる部分が物凄く広い(ドコがピラーなんだか)。
これはメーカーのイメージビデオの中で、理由が明かされているから何となく理解できそうだが、それでも何故あの形なのかと戸惑うばかり。
ボディの各面に 車ではなく、周りの景色を映し込む事で 無限の表現を実現する事で得られる 「躍動感」。
全ての車を知ってるワケじゃないけど、たぶんこんな事に挑戦した車はそう無い気がする。
それと、真横から見ると浮き上がる 「和」 のソリッド。
「日本刀」 のように光が流れる 凛とした中にたたずむエネルギー。
これには思わず ゾクっとしたな。
全体には 西欧風の車に見えて、各部に 「和」 「日本」 をさり気なく織り込む、最近のマツダがしっかり感じられる。
…気がするw
それにしても、また伸びたホイールベースが成す胴長感みたいなものは何だろう。
思わず、コンセプトカーの 「RX-VISION」 や 「VISION クーペ」 を思い出してしまったわ。
と、現行のマツダ乗りの一人なのに、この 「マツダ 3」 のブっ跳んだ表現には まだまだ理解が追い付いていない。
「感性」で感じる車は多いが、知識が無いと理解できない 「頭悪いやつ、勉強してない奴には判らない」 と突きつけるような車はそう多く無いハズ(汗
そんな領域に 、今回のマツダは踏み込んで来た事に驚きを隠せない自分。
エクステリアデザインだけでも、こんなにも混乱極まってる状態です。
自分は、多少 「美術・芸術」 をかじってるから余計にその 「価値」 にあてられてしまってるのかもしれません。
もしかして、マツダのデザインスタジオには 「モネ」 のファンでもいるんじゃないだろうか(汗
見た目意外も謎が多い。
というか、まだ殆ど発表されていない。
エンジンの種類や、シャーシの考え方の進化(既存との互換はほぼ無いのだとか)はあちこちに出てるけど、それでも知りたいのに未発表が多すぎる。
これから得意の 「小出し」 で発売までファンの気を引き続けるのでしょうねw
そんな中、幾つか出てきた中で気になったもの。
「CTS(クルージング・トラフィック・サポート)」
これは60km/h以下の渋滞時等で、車速と同時にステアリングもコントロールし、ドライバーを苦痛から解放させるものらしい。
場所を限った、マツダ式 「自動運転」 っぽいものって事かな。
完全な 「自動運転」 に向けた、地道な進化ですね。
「高品位のサウンドスペース」
室内、特にドアの画像を見て 「スピーカーの位置とサイズが妙」 と思ってたのですが。
お馴染みの(私は苦手ですが)BOSEサウンドシステムが用意されるそうですが、それ以外にノーマルのサウンドシステムもかなり煮詰めてるらしいですね。
詳しくは発表されてませんが、車のデザインに食い込んだ かなり面白いオーディオシステムが採用されるらしい。
マツダ車と言えば、「マツコネ」 のせいで 「カーオーディオは諦めて下さい」 とばかりに酷評されてきました。
実際、自分でもオーディオを何とかしようといろいろ考えてみたものの、どれも何かが中途半端になる(汗
車内で音楽を聴くのが好きな自分には、かなりウップン溜まってたのも事実w
これが良くなるのなら、かなり嬉しいですね。
まだまだ知りたい事が全然でてきてない SKYACTIVE 2nd ジェネレーションの 第一弾 「マツダ3」。
これからも目が離せません。
不幸中の幸いは、今の「アクセラ」 と似てたら買い換えたいとか欲しいとか言い出したかも。
でも、これだけ別物だと、暫くは好奇心で静観できそうな気がします(笑
そだそだ、最後にこんな画を。
webで見つけた、「マツダ3(だと思う)」のフロントに収まる、次世代エンジン SKYACTIVE-Xです!
エンジン単体で飾られてるのはいくらでも見れますが、実際にボンネットに収まってるのを見ると、「ああ、本当に登場するんだな」 って安心できますね。
早く実物、見て乗ってみたいです。