闇夜の烏の変な世界

とりあえず、何にでも興味持ちますw
日々、気になった事を日記感覚でアップしてみようかと。

「CX-30」 二度目の試乗♪

2019-10-05 15:03:17 | 日記

オートザムさまより「CX-30 試乗できるようになりました!」 と連絡を頂いたので、本日お休みを利用してホイホイと行ってきましたw

 

お店に着くと、先日ジックリと拝見した 赤い ディーゼルのLパッケージと一緒に、ガソリンの普通グレードが。

2台ともナンバーが付いてて試乗可になってました。

 

自分の興味は 「クリーンディーゼル」 そして 「AWD」 なので、Lパッケージと高級グレードではありますが赤い方から試乗させて頂きます。

 

運転席で、電動シートを操作してポジションを決めます。

普段の「アクセラ」 とシート細部の形状こそ異なりますが、操作パネルは共通らしくて簡単にセット完了。

やはり乗用車より僅かとはいえ高い目線は前方視界を認識し易くしてくれますね。

エアコンの吹き出し口を操作。

特に運転席側はハンドルの ほぼ真後ろに吹き出し口があるため、設定を誤ると直に手や顔面に冷気が当たります。

 

メーターに目をやると、「アクセラ」 の必要最低限の表示しかないドしんぷるさとは違い、液晶を混ぜた基本アナログ調の各種表示に好感を持ちます。

他社さんだと、ゴチャゴチャと 「コレデモカ!」とメーターをチンドン屋にしてるのも見かけますが、まぁ「CX-30」のソレはソツ無く纏まった印象、かな。

 

HUDは、コンバイナーを使う 「アクセラ」 と異なり、前面ガラス投影式なので やはり見易いです。

表示情報もそれなりに多く、個人的にはスピードはほぼHUD表示しか見ない(メーター見た記憶が…)クセが付いてるので、この出来は嬉しい。

というか、今さらメーターパネルにわざわざ視線を移動して速度とか確認する車はちと辛いかも。

 

液晶パネルはワイド(横長)タイプで、相変わらず解像度が物凄く高い!

既存のマツコネ(マツダコネクト)はこの液晶が小さく、かつ解像度がザラザラと粗いのが難点であり、最上位の「CX-8」ですら我慢せざるを得ない欠点。

そこが第二世代商品群から別次元に置き換えられているので、正直うらやましいですw

 

360°モニターが付いてるモデルでしたが、前方左右や後方のカメラに切り替えた時の見易さ、ちょっと感動しますね。

まるで直に見てるような、モニターの存在を忘れるような滑らかさです。

また、あまり評判は良く無いものの、マツコネ専用ナビ(SDカードを購入するだけで使えるのが便利)も、市販上級ナビ相当の解像度と滑らかさ、反応の良さを やっと 手にした感じ。

構造上、今のマツダ車は市販ナビ(使えたら良いのですが)を一切受け付けない構造となってるので、やはり専用ナビはそれなりであって欲しいですからね。

 

モニターの手前に、淡いブルーのパッドが縁取っていて邪魔になりそうですが、運転席に座ると しっかりと邪魔にならないあたりは安心です。

 

因みに、「MAZDA 3」 も 「CX-30」 も内装の材質(茶や青や黒い部分)は触ると驚きますが 「柔らかいパッド」 で作られてます。

よく、縫い目まで再現した樹脂材質で作られる場所ですが、しっかりと 「本物志向」 っぽくコストが掛かってます。

まぁ、個人的には 「ここまでやる必要あるのかなぁ」 って思ったりもするのですが、安っぽさは無いです。

 

さて、ちょっと苦手な電動パーキングブレーキを解除し、試乗開始です。

先日の 「CX-30」 が、フットブレーキに違和感(突っ張り)を感じた件を、この車体でも再現されるかチェック。

結果的には、どうやら電動パーキングの弊害というか、少し突っ張る感じがこちらにもありました。

ただ、先日の車体ほど極端では無かったので、これなら 「アクセラ」 のコントローラブルなブレーキから乗り換えても容易に順応できそうに思えましたw

 

走り出すと、やはり 「MAZDA 3」 と共通のプラットフォームで作られてる事が伝わってきます。

動き出しから上品で、スムーズ。

ストローク感は 「CX-3」 と同程度の印象ですが、乗り心地が既に異次元。

例えば、マンホールの上をわざと通過しても、車内に居る限りほとんど判りませんでした。

懐の深さは感じ辛いのに、路面の障害をほとんど乗員に伝えないのが特徴と言えるかも。

 

車内はともかく静か。

エンジンのノイズもほとんど入ってこないので、クリーンディーゼルに乗っている事をほとんど意識しないで済みますね。

「CX-3」で初めて味わった、1.8L版のクリーンディーゼル。

カタログ上では1.5L版と性能は変わらずですが、実際の出足とか トルク感 は明らかに上がってるし 太くなってる印象がイイ。

 

普通に街中を流す分には、このクリーンディーゼルと 「CX-30」 の組み合わせは 楽で快適。

低回転でもソコソコの粘りを見せつつ、グググっとボディを前に押し出してくれます。

とはいえ、2.2L版の強力なクリーンディーゼルや、三菱のデリカ等のガラガラガラ!っと豪快に車体を前に出すのに比べれば 遥かに線が細く、「それなり」。

なので、「ディーゼルだから中低速が余裕」と思い込むと、あっさり肩透かし食らう事になりますね。

あくまでも、排気量なりで、ガソリンっぽいスムーズなディーゼル、といった印象です。

 

試乗車なので燃費は判りませんが、ベースになった 我が「アクセラ」 のD1.5 で、クルコン使いつつ高速に乗ると25km/L以上は確実に走るので この「CX-30」も同程度は走るかな。

高速道路使用頻度が高く、長距離の多い方は このクリーンディーゼルはオススメになりそうw

 

試乗コースには急な坂道やクネクネとしたカーブが連続する場所があります。

そこでハンドリングに注目してみたのですが、やはり 「MAZDA 3」 同様に 車体がロールする感じが極めて少なく、素直にコーナーを抜けていく感じです。

横Gも、身体の中心を軸に旋回してるのか、不思議と感じない(意識できない)あたりが、マツダ得意のGVC(Gベクタリングコントロール」の妙みたい。

既存モデルでも GVC搭載車は 同乗者やペットが車酔いし難い という傾向があるそうです。

もしお子様や、大切なペットが車に弱いという方は、ダメ元でマツダのGVC搭載車を試して欲しいなぁと思う次第。

因みに、我が「アクセラ」にもGVCが付いてるのですが、前車から乗り換えたら高齢な母や叔母が 「なんか身体が疲れない車だね」 って喜んでくれてビックリ!

こいつら、マツダから宣伝料もらってるのか?って疑ったくらいw

 

ハンドリングは基本、「おだやか」。

「アクセラ比」でも非クイック化されてるとの事で、グルグル回すと疲れるかなって思ったものの、実際は問題無いみたいです。

マツダ系のステアリングは 「しっとり」 と表現される事が多いのですが、クイックでクルクル回す より、大人っぽい滑らかさに興味もったら是非ご体験を。

まぁ、スポーツカー(レーシングカー)ライクな忙しない、過敏なのをお好みなら 「MAZDA 3」 も 「CX-30」 も向かないと思いました。

 

良くも悪くも、「大人の車」 みたい。

 

高目の目線+ロール極小でスムーズなコーナリングは、「背の高いスポーツカー」 にでも乗ってるみたいに不思議な感触でした。

重心が高くなれば、少なからずロールするのが当たり前と思ってるだけに、私にとってはとても不思議です。

 

営業所に戻り、車を戻そうとしたら営業さんが。

「もう一周行きますか? それともガソリンの方に乗り換えますか?」 って聞いてきた。

即答「ガソリンの CX-30 でお願いします!!」w

 

ジェットブラックの 「CX-30」。

 

先日、別ディーラーのと同じ色ですが、あちらが雨汚れ等でドロドロだったのに対し、こちらは洗車仕立てらしくピッカピカw

グレードは多分、プロアクティブだと思います。

なので内装基調は茶黒ではなく、青黒に。

シートも皮ではなく、メッシュ調のベージュが奢られてました。

 

エンジン始動。

マフラー近くに行くと、ちょっと低いガソリンエンジン特有のイイ音が♪

これは残念ながらディーゼルでは出せない、官能的な音ですねー。

 

車内に入ると、エンジンの音は僅かしか入ってこない。

こちらも遮音性高い様子。

 

シートは「アクセラ」 等のファブリックと異なり、ちょっと固目のメッシュ調材質。

これは通気性こそ良さそうですが、触り心地があまり私好みでは無いかなぁ。

色は穏やかなベージュで、悪く無いんだけど。

もし手に入れる機会があったら、きっと 「アクセラ」 みたいに クラッツィオのシートカバーしちゃうと思います。

 

走り出した瞬間に感じる、スムーズさと、軽さ。

冗談抜きに「あれ、違うんだ」 って思いました。

 

ガソリンモデルは2LのNAです。

最近流行りのダウンサイジングターボとは異なる、ナチュラルな特性こそ美点、かな?

 

身のこなしの良さこそ クリーンディーゼルと同様も、絶対的な軽さの差でしょうか、更に軽快です。

営業さんと、二台の差をどう表現するか議論になったのですが、表現力貧困な当方ではやっと出たのが「雑味が無い透明感」。

車内のノイズも、走行フィールも、エンジンフィールも、ともかく澄んで透明って印象がある。

対して、ディーゼルの方は、エンジンのトルルルルって粒立った音と、滑らかなんだけど下から太目のトルクで 常用域の心強さがいい。

ガソリンほど透明な印象は無いけど、トラック然としたソレを想像すると全く当たらない。

本当にガソリンエンジンっぽい クリーンディーゼルです。

 

長く、かなりの勾配の上りで、周りの安全を確認してちょっと回転を上げてみた。

回転数がグイーンと上がり、同時にガソリン車特有のエンジン音が車内に入って来る。

営業さんと 「これこれ、この音はガソリンエンジンじゃないと味わえない♪」 って盛り上がりましたww

ディーゼルの音も嫌いじゃないけど、やっぱり回した時のガソリンエンジンは、官能的で気持ちがいいものですねー。

 

ガソリンモデルには、シフトプログラムを変更する スポーツスイッチが付いてましたが、試乗車&馴らし中という事で今回は使ってません。

昔、「デミオ」で試しましたが、なかなか気持ち良かったです。

 

 

とまぁ、一度に クリーンディーゼルと ガソリンの タイプの異なった 「CX-30」 をいっぺんに楽しめた私。

とても貴重な体験でした。

 

名前が近い 「CX-3」 と混同されることがあるようですが、結論からいえば あらゆる面で別の車になってます。

 

個人的に、普段はご近所に買い物とか、ワインディングを走るのが好きとかの要素が強いなら 「ガソリン」モデル。

対して、高速道路を利用した長距離が多いとか、フル乗車する事が多いというなら 「ディーゼル」 といった選択が面白いのではと感じました。

どちらも走行フィールに極端は差は無さそうな気がしました、エンジン以外。

 

さてさて、いよいよ今月は東京モーターショー。

マツダの新世代商品群 第3弾、EVがアンベールですね。

シングルロータリーを発電機に添えた、レンジエクステンダーもあるらしい。

まだまだ、マツダ式 「ビックリ箱」 は続き、なかなか飽きる間が無さそうですw

 

 

帰り間際…

我が「アクセラ」越しに、「いいなぁ、欲しいなぁー」 と 二台の「CX-30」 を望む の図。